夜明け前、老人の屋敷の地下に広がる祭壇に、葵と椿は導かれた。古代語で刻まれた石の台座に、白濁した体液に塗れた二人が並んで横たわる。 「いよいよだ」 老人が厳かに宣言する。祭壇の周囲には、昨夜の男子生徒や教師たちが集結していた。全員が虚ろな目で双子を見つめ、欲望に震えている。 「儀式を開始する」 老人が懐から古びた書物を取り出し、呪文の詠唱を始めた。その声に呼応して、二人の秘所に埋め込まれたローターが激しく脈動し始める。 「あっ、ああっ」 葵の背が反り、甘い喘ぎが喉から漏れる。椿もまた身体を震わせ、快感の波に翻弄されていた。 「世界を滅ぼす力よ、今こそ解放されよ」 老人の声が高らかに響く。双子は同時に絶頂へと達し、身体の奥底から熱い奔流が溢れ出した。その瞬間、祭壇全体が眩い光に包まれた。 「お姉ちゃん、何か変」 椿の声が震える。光は破壊の波動ではなく、どこか温かく甘美なものだった。 「あっ、これ……」 葵が目を見開いた。光は少女たちの身体から溢れ出し、天井を突き破って空へと広がっていく。見えない波紋となって世界中へと拡散していく。 「な、何だこれは」 老人が狼狽した声を上げた。 「破壊ではない……なぜだ」 光に包まれた人々の目が、虚ろな欲望から恍惚とした歓喜へと変わっていく。 「気持ちいい」 男子生徒の一人が恍惚とした表情で呟く。 「もっと……もっと気持ちよくなりたい」 その声は世界中から聞こえてくるようだった。戦場にいた兵士たちが銃を捨て、互いの身体を求め合う。役所で働く官僚たちが書類を放り出し、快楽を貪る。 「これは……快楽の天国か」 老人が膝から崩れ落ちた。 「世界は滅びなかった。だが、人間性が崩壊した」 葵と椿は祭壇の上で身体を起こし、互いの顔を見合わせた。 「お姉ちゃん、私たちがやったの」 葵は小さく首を振り、口元に微かな笑みを浮かべた。 「いいのよ。これで誰も傷つかない」 二人は立ち上がり、白濁した体液に塗れたまま祭壇の上で優雅にポーズをとった。 「私たちがこの世界の女王よ」 椿もまた恍惚とした表情で微笑む。世界中から歓喜の声が上がり、二人を称える赞美歌のように響き渡った。 「ああっ、もっと」 葵が自らの身体を愛撫し、再び快楽の波動を放つ。 「私たちが気持ちよくなればなるほど、世界は幸せになるの」 老人はその場に崩れ落ちたまま、絶望と共に新時代の到来を見つめるしかなかった。快楽に溺れる世界の誕生を、ただ呆然と見つめるだけだった。
検閲済みプロット
主人公は双子の妹。通学途中に記憶喪失になり、隣の老人が世界を滅ぼす鍵の継承者として彼女たちを仲間に引き入れようとする。周囲を興奮させる特殊体質と、鍵となる大人のおもちゃ(ローター)が物語の核。無邪気な青年たちに延々と愛され、最終的に身も心も溺れてしまう。


















