「玲奈さん、俺と共に来てくれ」 涼平が必死に手を差し伸べた瞬間、黒崎が懐から小さな注射器を取り出した。その先端には、怪しげな紫色の液体が充填されている。 「最終段階だ。これを投与すれば、彼女の精神は完全に我々のものになる」 黒崎が玲奈の腕に針を突き立てた瞬間、彼女の瞳が大きく見開かれた。 「っ……!」 熱い疼きが体内を駆け巡る。しかし、それは予想とは異なる反応だった。玲奈の意識の中で、何かが弾けた。 「あ……あぁ……」 催眠術の霧が晴れていく。冷徹な投資家としての理性と記憶が、一気に蘇った。玲奈は自分が置かれた状況を瞬時に理解した。 組織に拉致され、催眠術で操られ、快楽責めによって理性を崩壊させられたこと。そして何より、自ら進んで男たちを求め、快楽に溺れたこと。 「……なるほど」 玲奈が静かに呟いた。その声には、かつての冷徹な響きが戻っていた。 「黒崎さん、でしたわね」 玲奈はソファから優雅に立ち上がり、黒崎の前に進み出た。彼女の白い肌には男たちの痕跡が残されている。しかし、その瞳には揺るぎない光が宿っていた。 「催眠は解けたようだな。だがもう遅い」 黒崎が冷ややかに告げる。 「あなたの体はすでに快楽を覚え込んだ。意志が戻っても、渇望は消えないはずだ」 「……確かにそうね」 玲奈が妖艶に微笑んだ。彼女の指先が黒崎の胸板をゆっくりと撫でる。 「私の体は、あなたたちが教え込んだ快楽を忘れられない」 「だろう。だからこそ、我々に従うしか――」 「勘違いしないで」 玲奈の声が低くなった。彼女は黒崎の耳元に唇を寄せ、甘く囁いた。 「私が求めているのは快楽だけ。それを与えてくれるのが誰かは問題ではないわ」 「……何が言いたい」 「あなた、悪くなかったわよ。テクニックも、道具も……そして何より、その熱かった楔も」 玲奈の掌が黒崎の下腹部に滑り込み、熱く猛った欲望を包み込んだ。 「んっ……!」 黒崎の顔が歪む。玲奈の手は、催眠術にかかっていた時以上に巧みに彼を翻弄していた。 「玲奈さん……」 「ふふっ、あなたの組織、乗っ取らせてもらうわ」 玲奈が宣言すると同時に、黒崎の理性が音を立てて崩れた。彼女は敵のリーダーを手懐け、組織全体を支配下に置いた。 「涼平くん、あなたも来なさい」 玲奈が優雅に指先を曲招く。涼平は恍惚とした表情で彼女の元へ歩み寄った。 「玲奈さん……」 「これからは私が頂点よ。お腹いっぱい楽しませてもらうわ」 玲奈の妖艶な笑みが、新たな支配者の誕生を告げていた。冷徹な頭脳と覚醒した肉体を持つ女帝が、快楽の王国を築き始めた。
検閲済みプロット
投資家の女性主人公がエレベーター閉じ込め事故をきっかけに性的テクニックが覚醒。部活のキャプテンに勧誘され、周囲を興奮させる体質と電動マッサージ器を用いた関係が始まる。催眠術を使う敵対勢力による脅迫と快感調教により、自ら快楽を求めるようになる官能劇。




















