「あっ、ああっ、湊……っ!」 激しい突き上げが続き、真帆の思考が白く染まっていく。湊の腰の動きが速くなる。 「真帆、俺も……限界だ」 最奥で熱く滾った欲望が解き放たれ、真帆は痙攣しながらその全てを受け止めた。二人は荒い息を整えながら、机の上で抱き合った。 「……湊、好き」 「俺もだ」 湊が真帆の髪を優しく撫でる。心地よい静寂が放送室を包む。その時、机の上の電話が鳴った。 「……!」 真帆は体を強張らせた。深夜の学校。誰からの電話だろう。 「出るか」 湊が受話器を取った。 「はい、放送室です」 『おお、湊君か。校長じゃよ』湊の表情が引きつった。 「校長先生……こんな時間にどうされたんですか」 『放送室のマイク、切れてないぞ』沈黙が流れた。 「……は?」 『下校案内からそのまま流れっぱなしじゃった。夜中までのう』真帆の顔が、音を立てて赤くなった。ということは、さっきの声が——。『まあ、若いのじゃからな。わしも若い頃は……』 「校長先生!」 湊が慌てて遮った。 「それ以上言わないでください!」 『はっはっは。秘密にしとくから安心せい。放送部、これからも頑張ってな』電話が切れた。湊は受話器を置き、天井を仰いだ。 「……最悪だ」 真帆は顔を両手で覆った。 「恥ずかしい……死にたい……」 「おい、死ぬな」 湊が真帆を抱き寄せた。 「誰にも言わねえって。校長先生も約束したろ」 「でも……」 湊が苦笑した。 「ま、これで俺たちの関係、公認ってことだろ」 「そういう問題じゃないよ!」 真帆が湊の胸を叩いた。湊は笑いながら、真帆の頭を撫でた。 「放送部、続けられるな」 「……うん」 真帆は湊の胸に顔を埋めた。恥ずかしさと、それ以上の温かさが胸に広がる。勘違いから始まった想い。でも、この関係は本物だ。 「湊、これからもよろしくね」 「……おう」 夜の放送室に、二人の静かな約束が溶けていった。
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白灯花学園の放送部は昼休み番組の人気低迷に悩み、新入部員の真帆が『お昼の相談室』を提案する。相談は次第に奇妙で切実なものになり、真帆は毒舌男子・湊と軽口を叩きながら解決していく。最終回、匿名で『放送部の真帆さんが好きです』と読まれ、真帆は湊の投稿と勘違いし、放送後に放送室で激しく愛し合う。実は告白主は校長で、『番組が好き』という意味だった。




















