エラベノベル堂

終電車内の挑発

18+ NSFW

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10章 / 全10

改札を抜けたところで、桜がふと立ち止まった。深夜の駅コンコースは薄暗く、改札を抜けた乗客は他にいない。祐樹は彼女の背中を見つめ、言葉を探した。連絡先を聞くべきか。それとも、このまま別れるのが正解なのか。 「あの……」 祐樹が口を開いた瞬間、桜が振り返る。その手には小さな紙袋が握られていた。 「これ、サービス」 差し出された袋を、祐樹は反射的に受け取った。中身を覗き込むと、鮮やかなパッケージに入ったアダルトグッズが数点。ローターや、リング状の何か。顔が熱くなる。 「これ、何の……」 「仕事で使うサンプル品。余ったから、記念に」 桜は悪戯っぽく笑い、紙片を袋に滑り込ませた。 「連絡先くらい、教えてくれてもいいじゃない」 祐樹が抗議すると、彼女は小さく首を傾げた。 「ふふ、残念。私はただの通りすがりよ」 踵を返し、彼女は出口へと歩き出す。その背中はあまりにもあっさりとしていて、揺れるスカートの裾だけが、先ほどの情事を思い出させる。祐樹は袋の中の紙片を取り出した。手書きの文字が並んでいる。『また乗ってね。次はもっと楽しいことしよう』その下に、URLらしきものと、会員制サイトへの招待コードが記されていた。サークル名らしき文字が小さく添えられている。『桜倶楽部』祐樹は息を呑んだ。彼女は、ただの露出好きの女性ではなかったのだ。見知らぬ乗客を誘惑し、サークルへと導く。それが彼女の役割だったのか。あるいは、ただの気まぐれか。答えは闇の中だ。ふと顔を上げると、自動ドアの向こうで桜がこちらを振り返っていた。人差し指を唇に当て、ウィンクをする。その姿は、妖艶な悪魔のようだった。ドアが閉まり、彼女の姿は夜の闇に溶けていった。祐樹は紙袋を握りしめ、立ち尽くす。終電での出来事は、夢だったのだろうか。しかし、まだ身体に残る彼女の感触と、袋の中身が、それが紛れもない現実だと告げていた。ポケットの中で携帯が震える。画面には見知らぬ番号からのメッセージ。『今日はありがとう。反省会、楽しみにしてる』送信者は 「桜」 祐樹は深く息を吐き、夜空を見上げた。この出会いが、何を意味するのか。答えは、まだ見えない。だが一つだけ確かなこと。彼は再び、この終電に乗るだろう。あの妖艶な誘惑者に会うために。

検閲済みプロット

終電の車両で女子校生風の制服を着た大人の女性と2人きりになる。彼女が突然足を開き誘惑してくる。ニヤリと笑い、アダルトな展開が始まるドタバタコメディ。

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