エラベノベル堂

聖夜の訪問者

18+ NSFW

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10章 / 全10

翌朝、窓から差し込む淡い光で目が覚めた。裕太が隣を見ると、咲花が気持ちよさそうに眠っている。昨日の激情が嘘のように、穏やかな朝が訪れていた。 「ん……」 咲花が小さく寝言を漏らし、裕太の胸に顔を埋める。その無防備な姿に、彼は自然と笑みがこぼれた。 「おはよう」 まぶたを擦りながら起き上がった咲花が、微笑みながら挨拶をする。 「おはよう。よく眠れた?」 「うん……久しぶりに、ぐっすり」 彼女は伸びをし、それから裕太の方へ体を寄せた。 「ねえ、裕太くん」 「ん?」 「昨日は……ありがとう」 その言葉には、感謝以上の何かが込められていた。 「謝らなくていいよ。俺も、嬉しかったから」 二人の間に流れる温かい空気。昨日の悲しみは、もうどこにもなかった。 「あっ!」 突然、咲花が声を上げた。 「どうした?」 「ケーキ!クリスマスケーキ、買いそびれちゃった!」 彼女は慌てて起き上がり、スマホで日付を確認した。 「もう25日か……でも、まだ売ってるよね?」 「たぶん、半額になってるかも」 「じゃあ、一緒に買いに行こうよ!」 彼女の瞳がキラキラと輝いている。昨日の涙が嘘のような、明るい表情だった。 「いいよ。行こう」 二人は身支度を整え、アパートを出た。外は冷たい空気が漂っていたが、二人の手はしっかりと繋がれていた。 「寒いね」 「でも、温かいよ」 咲花が裕太の手を強く握り返す。雪は止み、青空が広がっていた。 「ねえ、咲花」 「なに?」 「これから……どうするの?」 裕太の問いに、咲花は少し考え込んだ。そして、不意に足を止めた。 「裕太くん、聞いてくれる?」 「うん」 「私、翔太のこと、もう思い出せないんだ」 彼女は裕太の目を真っ直ぐに見つめた。 「昨日、裕太くんと過ごして……やっとわかったの。私は、誰かに必要とされたいんじゃなくて、誰かを大切にしたいんだって」 「咲花……」 「だから、私でよかったら……これからも、隣にいてもいい?」 その言葉に、裕太の胸が熱くなった。 「俺の方こそ、いてほしい」 二人は見つめ合い、自然と笑顔になった。 「よかった。じゃあ、まずはケーキ買いに行こう!」 「そうだね」 手を繋いだまま、二人は歩き出した。 「あ、そういえば」 咲花が悪戯っぽく笑った。 「サンタ衣装、どうしようかな」 「え?」 「来年も着てあげてもいいよ?裕太くんだけに」 「……それは、楽しみにしてる」 二人の笑い声が、冬の街に響き渡った。クリスマスは終わっていた。でも、二人の物語は、ここから始まっていた。

検閲済みプロット

クリスマスイブの夜、セクシーなサンタ衣装を身に纏った女性・咲花が、主人公・裕太の家を訪ねてくる。彼女は以前の住人の彼女だったが、彼が引っ越したことを知らず、連絡を取った結果、あっさりと振られてしまう。寒さと悲しみに震える咲花を裕太が家に入れて慰めるうち、二人の間に男女の雰囲気が漂い、そのまま激しく情事に及ぶラブコメディ。クリスマスが明けた朝、二人は共にケーキを買いに出かける。

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