魔王城の一室、薄暗い蝋燭の光が揺れていた。リオンは窓辺に腰掛け、外に広がる荒野をぼんやりと眺めている。肌に残る粘液の感覚、体の奥に刻まれた快楽の記憶。それらは今や彼女の一部となっていた。 「リオン様」 クロードが静かに部屋に入ってきた。 「魔物たちには、一応ですが事情を説明いたしました。あなたが魔王リオンであるということは、理解させました」 リオンはゆっくりと振り返る。その瞳に、かつての覇気はない。 「そう……よかったわね」 声は平坦で、感情が欠落しているように聞こえた。クロードは表情を曇らせた。 「ですが、彼らはあなたを魔王として崇めるのではなく、魔力を持たぬ特別な存在として……その、繁殖のために丁重に扱うと言っております」 「繁殖……」 リオンは呟き、ふっと笑った。 「ふふ、それでもいいわ。私には魔力がないのだし、彼らの役に立つならそれで」 満足げな表情を浮かべ、彼女は窓枠に指を這わせる。 「リオン様! 何をおっしゃるのです! あなたは魔王でございます。このような状況は一時的なもの。必ずや誇りを取り戻し――」 「クロード」 リオンは遮った。 「私はもう、いいのよ。毎日温かい食事も与えられるし、優しく触れてくれる。……快楽だって、悪くないわ」 艶やかな笑みが唇に浮かぶ。クロードは言葉を失い、ただ主人の顔を見つめた。そして、静かに決意を固めた。 「……そうですか。ですが、私は諦めません。いつの日か、必ずやあなたに魔王としての誇りを取り戻させてみせます。教育の計画を練らせていただきます」 リオンは興味なさそうに肩をすくめ、再び窓の外へ視線を向けた。 「好きにすれば? ……でも、私は今の生活が気に入っているの」 夕陽が沈み始め、空が紅に染まる。リオンは硝子に映る自分の顔を見つめながら、ぽつりと呟いた。 「ユート……あの男に、いつか……」 復讐心を口にしてはみるものの、その瞳は快楽に濁り、言葉に力はなかった。むしろ、勇者の名を呼ぶことさえ甘い吐息のように響く。魔王としての誇りを失い、快楽の渊に沈んだ元最強の魔王。その唇には、微かな笑みが浮かんでいた。
検閲済みプロット
主人公は女魔王・リオン。勇者・ユートに倒され、魔力を制限され女子学生のようなオーラのない姿に転生する。復讐を誓うも、元部下の魔物たちに凌辱され快楽に溺れていくコメディ。膣挿入と触手描写を含む。



















