エラベノベル堂

潜入失敗は熱すぎる

18+ NSFW

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1章 / 全10

「特殊警察官ひなた、任務開始します」 薄暗い路地裏で、ひなたは小声で気合を入れた。二十二歳になったばかりの彼女は、特殊警察の潜入捜査官として配属されてまだ日が浅い。今回が重大な任務は初めてだ。 ターゲットは薬物売買組織。彼らが拠点としている倉庫への潜入と証拠品の押収。それが今回のミッションだ。 「白衣の下にスクール水着……これで完璧」 ひなたは自分の装備を再確認した。組織が運営しているのが表向き 「製薬会社」 であるため、研究員に成りすます必要があった。水着は盗聴機器を隠すためのものだと上層部から説明を受けている。 彼女は愛用の眼鏡の位置を整え、倉庫の裏口へ向かった。鍵はすでに解錠済みだ。 「ここからは慎重に……」 足音を殺して内部へ侵入。倉庫内は予想以上に広く、天井まで届く棚が並んでいる。奥の方で男たちの話し声が聞こえた。 「今週分の出荷、全部片付いたか?」 「ああ、例の新商品も評判いいらしいぜ」 ひなたは携帯端末で彼らを撮影しながら、さらに奥へ進んだ。証拠は山ほどある。このまま無事に脱出できれば、大金星だ。 そう思っていた矢先だった。 「ん? おい、なんか変な音しねえか?」 ひなたが足を止めると同時に、カツンという硬い音が響いた。見下げると、白衣のポケットから何かが落ちている。 それは彼女が着けていたはずの警察手帳だった。 「あ……」 更に最悪なことに、白衣が少しめくれ、下の水着が露わになる。 「おい! どこかのガキが入り込んでるぞ!」 男たちの怒声が飛んだ。ひなたは慌てて手帳を拾い上げようとしたが、強い腕に後ろから組み伏せられた。 「離して……っ!」 「警察の手先か? それとも競合のスパイか?」 抵抗しようとしたが、男の力は圧倒的だった。羽交い絞めにされた状態で、彼女の眼鏡が床へ落ちる。 「あっ、私の眼鏡……!」 「チッ、ガキかよ。でもこの格好はなんだ?」 男が白衣を乱暴に剥ぎ取り、水着姿のひなたをまじまじと見る。 「警察犬ってところか? それとも俺たちの新商品のお試しか?」 邪魔な男たちを黙らせろ、と誰かが指示した。倉庫の奥から更なる男たちが集まってくる。 「このドジな警察犬、可愛がってやろうぜ」 ひなたは絶体絶命を悟った。潜入開始からわずか十五分での失敗。しかも大した証拠も得られないまま、彼女は組織の男たちに完全に掌握されてしまった。 「くっ……離してよ!」 抵抗する手足を押さえつけられ、ひなたは冷たい床へ引きずり倒された。

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