エラベノベル堂

耐久女王の座へ

18+ NSFW

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2章 / 全10

重い音を立てて、背後の扉がゆっくりと閉まっていく。ひなたが慌てて振り返り、取っ手を掴もうとした瞬間、それは完全に閉ざされた。どんなに押しても引いても、びくともしない。 「嘘……開かない」 冷や汗が背筋を伝う。振り返れば、客席からの熱狂的なコールがさらに大きくなっていた。 「ねえ、ちょっと待って! 私、観客なの!」 必死に訴えるひなたの声など届かない。観客たちは彼女を前座のパフォーマーだと信じ込み、口笛や歓声を浴びせ続ける。スポットライトが眩しく照らし出す彼女の姿は、この会場に集まった男たちの期待をこれ以上ないほど煽っていた。 「おい、いつまで突っ立ってるんだよ!」 「早く始めろ! 待ちきれねえぞ!」 ひなたは震える足で後ずさりする。ステージの端まで下がったものの、そこにはもう逃げ場などない。暗闇の向こうから数人の男がステージへ上がってくるのが見えた。黒いTシャツに無線機をつけた彼らは、スタッフだと勘違いしたひなたが安堵する間もなく、有無を言わさず彼女の両腕を掴んだ。 「えっ、何? 離して!」 「おい、衣装はまだか。客が待ってるぞ」 「すぐに済ませますので」 男たちの手つきは荒く、慣れた手付きだった。ひなたが抵抗しようと身をよじると、さらに強い力で拘束される。 「やめて! これには意味があるの!」 彼女のトレードマークである純白の白衣。それは清潔感と知性を象徴する彼女のお気に入りだった。しかし男たちはそれを邪魔な布切れとしか認識していない。 「ちょっと、何するの!」 ボタンが弾け飛ぶ音が会場に響く。彼女の抵抗むなしく、白衣は肩から剥ぎ取られ、床へと落ちた。客席からどよめきと歓声が上がる。 「おおっ! スクール水着かよ!」 「たまんねえな、今どき珍しいぜ」 下に着ていたのは、鮮やかな光沢を放つ黒のスクール水着だった。もともと衣装として用意していたわけではないが、ライブに行く前の用事で着ていたものだ。露出された素肌と、体のラインを強調するピタッとした素材が、数百人の男たちの視線を一身に集める。 「見ないで……」 ひなたは両腕で胸元を隠そうとするが、その仕草さえも彼らの嗜虐心を煽るだけだった。

2章 / 全10

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