薄暗い部屋の中央に、美咲は引きずり出された。ボロボロになったスクール水着は体に張り付き、白く濁った液体が太腿を伝って床に滴り落ちている。 「ようやく会えたな、美咲」 和彦が部屋の奥から現れた。その表情には、満足げな笑みが浮かんでいる。 「お前は完成した。俺が望んだ通りの兵器だ」 美咲は俯いたまま、何も答えない。長い黒髪が顔を隠し、その表情は読み取れない。 「組織の男たちが次々と倒れたのは知っているか。お前の香りに含まれる特殊な成分が、精力を過剰に増幅させ、最終的に中枢神経を破壊する。母さん以上の効果だ」 和彦は満足げに頷いた。 「お前は最強の兵器だ。敵国の要人を一人残らず廃人にできる」 「……そう」 美咲の唇から、小さな声が漏れた。 「それで? 私をどうするつもり」 「国へ連れ帰る。そこでさらなる実験を行い、完成度を高める」 和彦が美咲の顎に手を伸ばした瞬間、彼女は顔を上げた。その瞳には、どこか冷たい光が宿っていた。 「父さん、一つ教えて」 「何だ」 「組織の男たち、全員廃人になったって言ったわよね」 「ああ。俺が確認した」 「じゃあ、この部屋の外にいる人たちも」 和彦の表情が強張った。 「そう。もう誰も動けないわ」 美咲はゆっくりと立ち上がった。ドロドロのまま、濡れた髪をかき上げる。 「私の体質、暴走したの。彼らが欲望を吐き出すたびに、香りが強くなっていった。そして最後には、全員が動けなくなった」 「なっ……」 「気づかなかった? 私の匂い、さっきより強くなってるでしょ」 和彦が後退りした。美咲の体から発せられる甘い香りが、部屋全体を包み込んでいく。 「お前……まさか」 「私は兵器なんかじゃない。私自身が支配者なの」 美咲は破れた水着の胸元を指先で押さえた。 「父さん、あなたも私と同じ目に遭わせたい」 「ば、馬鹿な。俺はお前の父親だぞ」 「義理の父さんでしょ。それに、私を売ったのはあなた」 美咲が一歩踏み出す。和彦の足が震え始めていた。 「さあ、選んで。私に従うか、それとも外の男たちと同じになるか」 部屋の外からは、何人もの男たちの呻き声が聞こえてくる。動けなくなった組織の構成員たちだ。 「私は新しい女帝よ。この組織も、国も、全部私のもの」 美咲は和彦の耳元に唇を寄せた。 「それとも、私と一晩過ごしてみる」 甘い香りが鼻腔を満たし、和彦の瞳から理性が消えていく。 「あ……あぁ」 「いい子ね。さあ、ひざまずいて」 美咲は薄く笑った。ドロドロのまま、彼女は新たな支配者として君臨していた。
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主人公は義理の姉。周囲を興奮させる特殊体質を持つ。図書館でのトラブルをきっかけに、敵国の密使である父親の陰謀に巻き込まれる。スクール水着がキーアイテムとなり、ヤクザたちに調教され、快楽の淵へ堕ちていく物語。










