エラベノベル堂

転生、終わらぬ絶頂

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3章 / 全10

ガレスとの会話が終わった後、私は謁見の間へ向かうことになった。広い廊下を歩いていると、すれ違う衛兵たちの様子がおかしいことに気づく。 「あの、大丈夫ですか?」 一人口を開こうとした衛兵が、私の顔を見た瞬間に赤面し、慌てて視線を逸らした。 「は、はいっ。問題ありません」 声が上擦っている。荒い呼吸が聞こえてくる。 「エロイナ様、こちらへ」 侍女に促され、私は前を向き直った。でも、背後から熱っぽい視線を感じずにはいられない。 謁見の間に着くと、玉座の前に一人の男が立っていた。白い法衣を身に纏い、穏やかな微笑みを浮かべている。 「エロイナ様。ようこそお越しくださいました」 恭しく頭を下げるその姿は、まるで聖職者のようだ。 「あなたが……教祖様?」 「左様でございます。私は『世界エロ教』を導く者にございます」 男は一歩近づいてきた。その瞬間、彼の瞳が熱を帯びたのが分かった。 「……あの」 「おや、気づかれましたか」 彼は楽しげに笑った。 「エロイナ様、あなたの中に眠る力が漏れ出しているのです。近づく者すべてを惹きつけ、熱くさせずにはおかない」 私は自分の体を見下ろした。何も変わったことはしていないはずなのに。 「これが……私の力?」 「封印された『絶頂の女神』の欠片です。放置すれば、あなた自身も制御できなくなるでしょう」 教祖は私の手を取った。触れられた瞬間、彼の指先が微かに震えた。 「儀式を行わなければなりません。あなたの中に眠る女神を、正しく覚醒させるために」 「儀式って……」 「聖なる遺物を用いた、神聖な儀式です。さほど怖れることはありませんよ」 彼の声は甘く、まるで誘うように響いた。 「ただ、快楽に身を委ねていただくだけですから」 快楽という言葉に、背筋が震えた。逃げたい。でも、体は言うことを聞かない。 「エロイナ様、ご覚悟を」 教祖が手を叩くと、奥の扉が開いた。そこから現れたのは、数人の若い信者たちだった。彼らは皆、熱っぽい眼差しで私を見つめている。 「あ……」 私の体質が、彼らに作用しているのが分かった。荒くなる呼吸。赤らむ顔。欲望を宿した瞳。 「始めましょうか、神聖なる儀式を」 教祖の言葉とともに、私は祭壇へと導かれた。逃げ場はどこにもなかった。

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