エラベノベル堂

外せない水着

18+ NSFW

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2章 / 全10

「運命って……そんな突然言われて信じられるわけないでしょう!」 あかりは震える声で叫んだ。スクール水着一枚という無防備な姿で、見知らぬ異世界の神殿に立たされている恐怖。そして隣人が突然、得体の知れない存在になった混乱。彼女は後ずさりながら、出口を探して視線を彷徨わせた。 「落ち着きなさい。逃げ場などないわ」 セリナは祭壇からゆっくりと降り、優雅な足取りで近づいてくる。黒い法衣の裾が石畳を擦り、不気味な音を立てた。 「まずは説明してあげる。この世界――エルディアには、古くから伝わる予言があるの。『滅びの鍵』と『器の王女』が邂逅した時、世界は終わりを迎えるか、新たな時代を築くかの分岐点に立つ」 「滅びの鍵……器の王女……」 「そう。私が鍵、そしてあなたが器よ」 セリナはあかりの目の前で手をかざした。その指先から黒い霧が立ち上り、空中に複雑な魔法陣を描いていく。 「あなたのその衣服……我々の世界では『聖衣』と呼ばれる特別な存在よ」 「えっ、このスクール水着が?」 あかりは自分の体を包む紺色の生地を見下ろした。故郷では子供たちがプールで着る何の変哲もない服。それがなぜ聖衣などと。 「魔力を増幅し、着用者の潜在能力を引き出す神器。あなたが転移した瞬間、この世界の法則によって最も適した形態に再構成されたのよ」 セリナはあかりの周りをゆっくりと回り込み、その体つきを品定めするように観察した。 「それにしても……ふふ、随分と卑猥な形ね。その胸や腰のライン、隠すどころか強調しているわ」 「っ……そんなこと言われても!」 あかりは顔を赤らめ、胸の前で腕を組んで肌の露出を抑えようとした。しかしそれは逆に胸の谷間を強調する結果になり、セリナは楽しげに笑った。 「恥じらいもまた、魔力を高める要素よ。特にあなたのような純粋な魂を持つ者はね」 セリナは突然真剣な表情になり、あかりの顎を指先で持ち上げた。 「いいこと、あかり。あなたはこれから多くの試練に直面するわ。敵に捕らえられ、辱められ、苦痛と快楽の果てに『器』として覚醒する……それがあなたの運命」 「そんな……嫌よ、私には関係ない! 家に帰して!」 「帰れないわよ。儀式はもう始まっているのだから」 その時、神殿の扉が激しく叩かれる音が響いた。重厚な木戸が軋み、外から怒号が聞こえてくる。 「見つけたぞ! 器の王女がそこにいる!」 セリナは不敵な笑みを浮かべ、あかりの耳元で囁いた。 「敵国の魔軍よ。あなたを探していたの……」

2章 / 全10

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