「あぁっ、お姉ちゃん……」 柚葉の甘い吐息が広間に響き渡る。美咲は玉座と化した豪奢な椅子に深く腰掛け、妹の栗色の髪を指で梳いていた。 「気持ちいいでしょう? 私の能力が、柚葉の中にも流れ込んでいる」 「うん……なんか、頭がぼーっとする……でも、すごく気持ちいいの」 柚葉は無意識に美咲の脚に頬を擦り寄せる。その瞳は恍惚と混濁に潤んでいた。 美咲は満足げに微笑み、視線を足元へと向けた。そこには澪をはじめとする教団の男たちが、泥のように疲弊しながら平伏している。 「澪。予言書の真の意味、理解した?」 「……はい。完全に誤読しておりました」 澪の声は枯れ果て、かつての傲慢さは影を潜めていた。 「予言書に記された救世主——それは世界を救う者ではなく、快楽をもって世界を支配する女王だったのですね」 美咲は高らかに笑った。乱れたゴスロリ衣装のまま、組んだ脚を組み替える。 「そう。私は聖処女なんかじゃない。お前たちが渇望していた快楽の体現者よ」 「我々は愚かでした……女王様、どうか永遠に我々を支配してください」 男の一人が懇願する。美咲は冷酷に告げた。 「望むところよ。お前たちの欲望を糧に、私はさらに強くなる」 柚葉が不安げに美咲を見上げた。 「お姉ちゃん……私も、一緒にいていい?」 「もちろんよ。あなたは私の妹——これからは私の傍らで、共に世界を愉しむの」 美咲が柚葉の手を引き寄せ、その唇に軽く触れる。妹の身体が震え、甘い吐息が漏れた。 「あっ……お姉ちゃん、大好き……」 美咲は満足げに微笑み、改めて玉座から見下ろした。背徳の楽園——かつて恐怖を感じたこの場所が、今では愛おしい我が家のように思える。 「さあ、始めましょうか。新たな世界を」
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主人公は事務職アルバイトの女性。交通事故をきっかけに、他人の感覚を操る超能力が目覚める。コンビニ店員(正体はカルト教団の教祖)に目をつけられ、王家の予言書とゴスロリ衣装を巡る陰謀に巻き込まれる。上流階級の男たちによる性感度増強儀式を受け、快楽の深淵へ突き落とされる。











