エラベノベル堂

時間停止の深淵へ

18+ NSFW

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7章 / 全10

触手が体内を掻き回すたび、美咲の思考は快楽の濁流に飲み込まれそうになっていた。時間停止の中で繰り返される責め苦に、抵抗する気力が削ぎ落とされていく。 「あぁっ……んっ……!」 心の中で漏れる喘ぎ。触手の先端が子宮口を執拗に押し広げ、胎内へと侵入を試みる。異物が最深部を蹂躙する感覚に、背骨が弓なりに反った。 「ほら、また悲鳴を上げおって」 クロノスが愉悦に目を細め、美咲の顔に浮かぶ苦悶と快楽が入り混じった表情を鑑賞している。恐怖も羞恥心も、時間停止の中では何の意味も持たなかった。 「……違う。恐怖は邪魔だ」 美咲の脳裏に冷徹な思考が走った。恐怖が彼女を弱らせている。敵の攻撃に対して拒絶反応を示すたび、精神的な消耗が激しくなる。 「なら、逆に……」 触手が抽送を再開し、粘液の塗れた表面が内壁を擦り上げる。開発された肉壁が快感を貪欲に吸収し、脳髄へと痺れるような信号を送り続けた。 「あっ……あぁっ……!」 絶頂が迫る。美咲はこれまで必死に堪えていた。だが、抗うことをやめた瞬間、世界が変わった。 快楽の波に身を委ねる。逆流する水流のように、全身を駆け抜ける刺激を受け入れる。 「……っ!」 絶頂に達した瞬間、美咲の意識が弾け飛んだ。だが、不思議なことに意識は途切れなかった。快楽の渦の中で、彼女は自分を見つめているもう一人の自分に気づく。 「……これが、悟り?」 時間停止の中で意識だけが浮遊している。肉体の感覚から離れ、純粋な認識だけが残った。 クロノスの表情が驚愕に変わる。絶頂に達したはずの美咲が、虚ろな目で彼を見つめ返している。 「何っ……お前、意識を保っているのか」 美咲の唇が微かに動いた。時間停止の中で、彼女だけが自由を得ていた。 「見つけたわ。あなたの能力の隙間」 快感を受け入れることで、精神が肉体から分離する。時間停止という現象を、外側から認識する境地。 「そんな馬鹿な。時間停止の中で自由に動けるなど」 クロノスが後ずさる。美咲の体はまだ触手に責め苛まれているが、彼女の意識はすでに別次元に存在していた。 「……教えてあげる。快楽の本当の意味を」 美咲の手がゆっくりと上がり、触手を掴んだ。時間停止の中で、彼女だけが逆に敵を支配する立場へと変わっていく。 「さあ、今度は私があなたをイかせてあげる」 その瞬間、クロノスの瞳から金色の光が消失した。彼自身が恐怖を感じたのだ。予知能力者でさえ見抜けなかった結末が、ここから始まろうとしていた。

7章 / 全10

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