エラベノベル堂

時間停止の深淵へ

18+ NSFW

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9章 / 全10

時間停止の世界の中で、美咲は静かに目を開いた。クロノスが触手に命じて彼女の体を責め続けている最中だった。 「んっ……あぁっ……!」 心の中で漏れる喘ぎ。だが、その声に苦痛の響きはなかった。快楽を受け入れ、それを糧に変える境地。 「……動く」 美咲の指先がピクリと反応した。時間停止の中で、彼女だけが自由を取り戻しつつあった。 「なっ……!」 クロノスが息を呑む。触手に責め苛まれているはずの美咲が、ゆっくりと体を起こし始めたのだ。 「不可能だ。時間停止の中で動けるはずがない」 「あなたの能力は、快楽に溺れると維持できなくなる。私はその逆を利用したの」 美咲は触手を自らの体から引き抜き、床上に立った。水着は乱れ、秘所からの愛液が太腿を伝って滴り落ちている。だが、彼女の瞳には強靭な意志が宿っていた。 「さあ、今度は私があなたを気持ちよくさせてあげる」 美咲はクロノスに近づき、敵の驚愕する顔に指先を触れた。冷ややかな微笑みが唇に浮かぶ。 「……何をしようというのだ」 「教えてあげたかったのよ、快楽がどれほど深淵かを」 美咲の手がクロノスの胸を撫で下ろし、股間へと伸びる。すでに昂ぶりを増している男根を掌で包み込み、ゆっくりと扱き始めた。 「くっ……!」 クロノスが呻き声を漏らす。時間停止の中で、彼自身もまた快楽の渦に巻き込まれ始めていた。 「あなたは私を辱めた。処女を奪い、何度も絶頂へ追い込んだ」 美咲は敵の耳元に唇を寄せ、熱く湿った吐息を吹き込む。 「でもね、それが私を覚醒させた。快楽の極致で意識を保つ術を、あなたが教えてくれたのよ」 美咲はクロノスを壁際まで押し戻し、自ら膝をついた。露わになった男根に舌を這わせ、先端を口に含む。 「んむっ……じゅるっ……!」 生臭い味が口内に広がる。だが、美咲は嫌悪感を感じなくなっていた。全ての感覚を快楽へと変換する境地。 「はぁっ……くそっ、何だこの技術は……!」 クロノスが壁に背を預け、快楽に耐える表情を浮かべている。美咲の舌先が裏筋を刺激し、喉奥で先端を締め上げる。 「んっ……じゅぽっ……」 美咲は敵を屈服させる愉悦に浸っていた。かつて自分が味わった屈辱と快楽を、今度は相手に返す。 「……もう十分でしょう」 美咲は口を離し、立ち上がった。その目には冷徹な光が宿っている。 「あなたの能力、解除してくれてもよろしいわよ」 クロノスは苦悶に顔を歪めながら、金色の瞳を光らせた。時間停止が解除され、世界に音が戻る。 「……なぜ殺さない」 美咲は妖艶に微笑んだ。 「殺すのは簡単すぎる。あなたには、快楽の地獄を味わってもらうから」

9章 / 全10

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