エラベノベル堂

裏切りの果てに魔王が蘇る

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2章 / 全10

美月は本能的に後ずさりした。変貌したばかりの身体は、恐怖とは裏腹に熱く火照っている。 「逃げようというのか。無駄だ」 ポテトだったものは、鋭い爪で美月の足首に飛びついた。その瞬間、職員室の空間が歪んだ気がした。 「いやっ……」 美月はハムスターを振り払おうとしたが、小さな体からは想像もつかないほどの怪力で、彼女を床に引きずり倒した。 「サキュバスとして目覚めたばかりの主など、赤子同然だ。大人しくしているのだな」 美月は必死に抵抗しようとしたが、身体の芯から力が抜けていく。先ほど魔導書に触れた際に感じた熱の名残が、彼女の意思を蝕んでいた。 「どうして……私が」 「お前は知らないのだろう。自らの正体を」 ポテトは冷ややかな声で告げた。 「三年前、我々がお前に目をつけた時から、全ては決まっていたのだよ。魔王の末裔。その身に流れる血が、魔導書に呼応した」 美月の視界が滲んだ。恐怖と混乱、そして身体を支配していく甘い痺れに、思考がまとまらない。 「さあ、行くぞ。我が国の施設で、その力を完全に開花させていただく」 ポテトが何かを呟いた瞬間、美月の首に冷たい金属の感触が走った。いつの間にか、奇妙な紋様が刻まれた首輪が彼女の細い首を締め付けていた。 「これは……」 「拘束具だ。魔力を封じ、従順にするためのものだよ」 美月は首輪に手を伸ばしたが、指先が触れた瞬間に電流のような衝撃が走り、悲鳴を上げた。 「外そうなどと考えるな。お前はもう、我々の道具だ」 美月が見開いた瞳から涙がこぼれた。教師としての日常、平穏な暮らし——全てが一夜にして崩れ去った。けれど身体の奥底では、サキュバスとして目覚めた本能が悦びを感じていることを否定できなかった。 「いや……こんなの、いや」 美月は震える声で呟いた。しかしその頬は紅潮し、唇は微かに開いて熱い吐息を漏らしている。 「フン、もう身体が反応しているではないか。さすがはサキュバスだ」 ポテトは嘲るように鳴いた。美月は自身の反応に絶望しながらも、抗えない快楽の波に飲み込まれそうだった。

2章 / 全10

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