エラベノベル堂

寝台列車、血の刻印

18+ NSFW

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10章 / 全10

列車が大きく揺れ、ゆっくりと速度を落としていく。窓の外には、朝焼けに染まったプラットフォームが見えていた。 「到着したようですね」 美香は身支度を整えながら、散乱するサラリーマンたちに一瞥もくれなかった。彼らは事後の虚脱感から抜け出せず、床に転がったまま空虚な瞳で天井を見つめている。 「美香さん……私は……」 健太郎がベッドの端に腰掛け、皺だらけの手で顔を覆っていた。先ほどまでの威圧的な態度は影を潜め、老人の姿には疲労と屈従が滲んでいる。 「健太郎さん、行くわよ」 美香は艶やかな笑みを浮かべ、老人の手を取った。その指先は熱を帯び、健太郎の体がびくりと震える。 「私を……受け入れてくれるのか?」 「ええ。あなたは私の伴侶になる。でも、勘違いしないで」 美香は健太郎の耳元に唇を寄せ、囁いた。 「これからは私がご主人様。あなたは私の言うことに従うのよ」 「くっ……」 健太郎は唇を噛み締めたが、逆らうことはできなかった。美香の体に刻まれた快楽の回路は、彼を支配するための鎖となっていた。 「さあ、降りましょう。新しい人生が待っているわ」 二人は手を繋いでコンパートメントを出た。通路には誰もおらず、静寂だけが漂っている。 「美香さん、一つ教えてくれ。私の未来はどうなるのだ」 美香は振り返り、不敵な笑みを浮かべた。 「未来の歴史は、私が望む形で書き換えられるわ。不運体質の呪いは解けた。でも、代わりにあなたが私の不幸を背負うのよ」 「何だと……?」 「あなたは未来から来たのでしょう。なら、私の不運があなたに移ったことくらい気づいているはず」 健太郎の顔色が青ざめた。確かに、彼の体には見えない重荷がのしかかっていた。 「さあ、ホームに立ったわ。これから私たちは一緒に生きていくのよ」 美香は健太郎の腕を絡め、朝日に向かって歩き出した。老人の歩調は重く、若い女性に引かれるままについていく。 「健太郎さん、愛してるわ」 「……私もだ、美香さん」 その言葉に偽りはなかった。しかし、健太郎の瞳には微かな恐怖が宿っていた。彼は理解してしまったのだ。自分が過去に残り、美香の伴侶として生きることで、未来の歴史は完全に塗り替えられる。美香という存在を中心とした、新たな運命へと。 「不運体質だった私が、今は運命を支配している。皮肉ね」 美香は朝日に目を細め、満足げに呟いた。列車の窓に映る自分の姿を見ると、そこには自信に満ちた女性がいた。 「さあ、健太郎さん。私たちの人生を始めましょう」 彼女は老人の手を強く握り、駅の改札へと向かって歩き出した。未来は彼女の手の中にあった。

検閲済みプロット

主人公は若人妻の美香。不運体質でエッチなトラブルに見舞われやすい。寝台列車に乗車中、催眠術を使うサラリーマンたちに拘束され、電動マッサージャーや家宝のこけしを使った性的な開発を受ける。隣席の老人は未来から来た子孫を名乗り、略奪愛を企む。屈辱的な快楽の果てに復讐心を抱くが、予想外の結末へと向かう。

10章 / 全10

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