夕暮れの庭を眺めながら、海奈は霧島の背中に問いかけた。 「先生、嘘をついてるでしょ」 霧島は振り返らなかった。縁側に座り、静かに茶を飲んでいる。 「何のことだ」 「儀式とか、神代の血筋とか……全部本当なの? それとも、私を騙して何か別の目的があるの?」 霧島の動きが止まった。沈黙が重く圧し掛かる。 「……君を守るためだ」 彼はようやく振り返った。その瞳には、これまで見たことのない暗い光が宿っていた。 「守るため? 何から?」 「説明しても、君は信じないかもしれない」 「じゃあ、証明してよ。全部本当だって」 海奈は畳の上に置かれた巻物を指差した。 「あれに書いてあった『鍵を持つ者』って何? 先生が隠してること、それに関係あるんでしょ」 霧島は立ち上がり、海奈に近づいた。 「君は鋭いな」 「元AV女優だったから。男の嘘は見抜けるの」 自嘲気味に笑った海奈の頬に、霧島の手が触れた。 「嘘じゃない。君を守る。それだけは真実だ」 「じゃあ、何も隠さないで」 二人の視線が絡み合う。緊張が張り詰めた空気の中、霧島は溜息を漏らした。 「……今夜、儀式の続きを行う。その時に、すべてを話そう」 「本当に?」 「約束する」 海奈は彼の瞳を覗き込んだ。そこには真剣な光があった。夜が更け、月明かりが畳の上に青白い影を落としていた。海奈は再び下着だけの姿で座っている。身体に施された模様が、月光を浴びて淡く煌めいた。 「儀式の最終段階だ。今夜で君の力は完成する」 霧島は海奈の背後に回り、耳元で囁いた。 「今夜は私だけでなく、別のものも受け入れてもらう」 「別のもの?」 「いずれ分かる」 霧島の楔が海奈の秘所に押し当てられる。すでに濡れたそこは、彼を難なく飲み込んだ。 「んっ……あっ」 激しい律動が始まる。快感の波が押し寄せ、海奈の思考を奪っていく。 「あんっ、先生……深い……」 「海奈、君の中に……私のすべてを」 最後に霧島は熱い精を最奥に放った。しかし、儀式は終わらなかった。海奈の身体の模様が妖しく輝き始め、彼女の意識が暗闇へと引きずり込まれていく。 「先生、何か……変……」 「始まったんだ」 霧島の声が遠くで響いた。 「儀式の、本当の幕開けが」 海奈は快感と恐怖の狭間で、意識を手放した。
南国の鍵、淫らな支配
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