エラベノベル堂

南国の鍵、淫らな支配

18+ NSFW

小説ID: cmntk6rzz000001qojr6uxvso

9章 / 全10

光が収束すると、結界の亀裂は消えていた。しかし、海奈の瞳には最早、霧島を映す余裕さえなかった。 「あっ、ああっ……また、来る……」 触手が体内で膨張し、最奥を圧迫する。冷ややかな異形の身体が、彼女の熱を吸い取るように脈動した。 「先生……あなたの嘘、全部分かった」 言葉は嬌声に混じり、断片的に零れ落ちる。 「儀式なんて……最初から、私を捧げるための……準備だったんでしょ」 霧島は結界の外で立ち尽くしていた。顔を上げることさえできない。 「海奈……」 「違う、呼ばないで……あなたの声を聞くと、身体が……ああっ!」 触手が敏感な場所を的確に刺激し、海奈の背中を弓なりにさせた。体内に蓄積された熱い精が、出口を求めて溢れ出す。 「んんっ、何か溢れてる……お腹の中、いっぱい……」 意識が白濁していく。快楽と絶望の境界線が曖昧になり、自分が何者であるかさえ分からなくなっていた。私は誰? 元AV女優? 生贄? それとも—— 「海奈、意識を繋ぎ止めろ」 霧島の声が遠くで響く。 「君が耐えれば、必ず終わる」 「嘘つき……あなたの言うこと、もう信じない」 触手が新たに一本、秘所の入り口を押し広げた。 「いやっ、もう入らない……ああっ!」 二本の異形が体内で交差し、最奥を同時に刺激する。強烈な快感が脳髄を焼き尽くした。 「あっ、あああっ……そこ、駄目……壊れる……!」 身体の模様が激しく輝き、触手の動きに呼応して脈動する。 「何か……身体の中で、何かが変わってる……」 海奈の視界が完全に白く染まった。絶頂の連続が、彼女の人間としての理性を剥ぎ取っていく。 「先生、私……もう、あなたの知ってる海奈じゃないかも」 その言葉に含まれた静かな響きに、霧島は顔を上げた。結界の中で、海奈の身体が妖しい光を放ち始める。それは新たな運命の胎動か、それとも破滅の予兆か。霧島には、もう分からなかった。ただ一つ確かなのは——彼が隠し続けた嘘が、今、彼女の中で確実に牙を剥いているという事実だけだった。

9章 / 全10

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