エラベノベル堂

勇者の本能、目覚める

18+ NSFW

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1章 / 全10

サクラはいつものように満員電車に揺られていた。朝の通勤ラッシュ、汗と疲労が混じる車内で、彼女は壁際に押し付けられている。 「今日もきついな……」 ため息をついた瞬間、全身の肌が熱くなった。うっすらと光り輝き、甘い香りが漂い始める。 「えっ、これ何? 体が熱い……」 隣にいた中年のサラリーマンが鼻をひくつかせた。 「なんだこの匂い……すごく甘い」 男の目が怪しく輝く。サクラは直感的に危険を感じた。 「すみません、ちょっと通してください」 しかし、男たちは退こうとしない。むしろ、彼女を取り囲むように迫ってきた。 「おい、何だこの香りは……たまらないぞ」 「俺も嗅ぎたい……もっと近くで」 別の男が背後から密着してくる。サクラの心臓が早鐘を打った。 「やめてください! 離れて!」 叫んでも、誰も助けようとしない。むしろ、香りを吸い込んだ男たちの顔が紅潮していく。 「お嬢さん、どこからそのいい匂いが出てるんだ?」 太った男が耳元で囁く。熱い吐息が首筋にかかり、サクラはぞっとした。だが同時に、胸の奥で予期せぬ感覚が芽生えていた。 「いや……怖いのに、何か変なの……」 太ももを内側から撫で上げられ、彼女は小さく声を漏らした。 「んっ……だめ……」 自分の体から分泌される香りが、男たちだけでなく、彼女自身も蝕んでいることに気づく。恐怖と快感が混ざり合い、思考がまとまらない。 「これ、私の体から出てるの? どうして……」 さらに強く香りが放たれる。周囲の男たちの目が完全に理性を失っていた。サクラは絶体絶命の恐怖を感じながらも、背徳的な感覚に翻弄されていた。 「誰か……助けて……」 その叫びは、甘い吐息へと変わり、男たちをさらに刺激した。

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