エラベノベル堂

勇者の本能、目覚める

18+ NSFW

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10章 / 全10

キザルは二人の結束を嘲笑うように、最後の切り札を切った。 「勇者の力か。だが、その体質はどうだ?」 老人が指を鳴らすと、サクラの体から突如として爆発的な量の甘い香りが噴き出した。 「あっ、だめ……何これ、止まらない!」 黄金色の光と混ざり合い、香りは部屋中に充満していく。だが、男たちに影響はなかった。 「無駄だ。その香りはすでに変異している。もはや催淫ガスではない」 キザルは愉悦に満ちた表情を浮かべた。 「世界を支配する力だ」 サクラは自身の変化に戦慄した。 「私の体……何が起きてるの?」 レイが彼女を支えようとした。 「サクラ、落ち着け!」 しかし、彼女の体から放たれる光が彼を弾き飛ばした。 「うっ……!」 レイが壁に激突し、崩れ落ちる。 「レイ!」 サクラは駆け寄ろうとしたが、体が言うことを聞かなかった。体内の熱が暴走し、意識が遠のいていく。 「いや……私の意志じゃない……」 彼女の瞳が虚ろに輝き始めた。キザルが満足げに頷く。 「完成だ。勇者の魂と、その特殊体質が融合した。今や彼女は兵器だ」 サクラの唇が独り動いた。 「……私は、兵器じゃない」 突如、彼女の体から衝撃波が放たれた。キザルが悲鳴を上げる間もなく、光に包まれ消滅した。残った男たちも、次々と光の中に飲み込まれていく。静寂が訪れた。サクラは荒い息を吐きながら、よろめくようにレイのそばへ歩み寄った。 「レイ……怪我はない?」 彼は顔を上げ、彼女を見つめた。 「ああ……だが、お前の体は?」 サクラは自分の腕を見下ろした。光は収まっていたが、肌の下で何かが蠢くような感覚が残っていた。 「わからない……でも、力は制御できてる」 レイは彼女の手を取り、立ち上がった。 「帰ろう。全て終わった」 二人は倉庫を後にし、夜明けの街を歩いた。サクラの家に戻ると、彼女はレイをベッドに招き入れた。 「レイ、ずっとそばにいてくれてありがとう」 彼女は彼の首に腕を回し、唇を重ねた。 「んっ……」 キスは深くなり、二人の体が重なり合う。 「サクラ……」 レイの手が彼女の服を脱がせ、肌に触れる。彼女の体は熱く、潤んでいた。 「レイ、欲しい……」 サクラは自ら脚を開き、彼を招き入れた。彼の熱く硬いものが、濡れた秘所に押し入る。 「あぁっ……!」 快感が背筋を駆け上がる。レイが腰を振り始めると、サクラの口から甘い声が漏れた。 「あっ、あっ、レイ……いいっ……!」 「サクラ、愛してる……」 彼の動きが激しくなり、二人は同時に絶頂を迎えた。 「あぁぁぁっ!」 長い絶叫が部屋に響き渡る。二人は荒い息を吐きながら、抱き合った。サクラは彼の胸に顔を埋め、微笑んだ。 「私も愛してる……永遠に」 だが、彼女の瞳は闇に染まっていた。体質の変異は止まっていない。むしろ、快楽とともに加速していた。サクラの肌から、再び甘い香りが漂い始める。それは以前よりも濃厚で、支配的な香りだった。レイは気づいていない。彼女が放つ香りが、彼の意志を徐々に蝕んでいることを。サクラは心の中で呟いた。『私は勇者。そして、この力で全てを手に入れる』彼女の瞳に、世界を支配しようとする暗い情欲が宿っていた。レイは彼女を愛おしそうに見つめ、眠りに落ちた。サクラは彼の寝顔を見下ろし、艶やかに微笑んだ。 「おやすみ、レイ。あなたは私のもの」 彼女の指が彼の頬をなぞり、その香りは部屋中に広がっていった。果たして、支配するのはどちらか。サクラの唇が、不穏な弧を描いた。

検閲済みプロット

農家の女性が満員電車で催淫効果を持つ特異体質に目覚める。正体を隠した裏社会の支配者が彼女を守ろうと接近し、過去を変える装置と拘束具を巡る陰謀が動き出す。彼女は好色な男たちに翻弄され快楽に溺れるが、自身がかつて世界を救った勇者の転生だと知る。最終的に敵を打ち倒すが、不穏な影が迫る結末。

10章 / 全10

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