エラベノベル堂

妖蟲が乙女を貪る

18+ NSFW

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9章 / 全10

夏休みの終わりを告げる蝉の声が、いつの間にか秋の虫の音へと変わっていた。美咲は蔵の縁側に座り、夕暮れの境内を眺めていた。 「もうすぐ学校が始まる……」 その言葉を口にした瞬間、胸の奥で触手蟲がざわめいたのがわかった。 「寂しいの? 大丈夫、離れないわ」 美咲は自身の腹を優しく撫でた。触手蟲は今、彼女の体内に潜んでいる。子宮の中で大人しく縮こまり、主の体温に包まれていた。 「でもこのままじゃ、学校に行けないわね」 日常に戻るには、魔物を隠さなければならない。叔父の宗次には、蔵の掃除が終わったと報告済みだ。呪物の一部が消失したことには気づいていないようだった。 「あなたを隠す方法……何かあるはず」 美咲は触手蟲の意識にアクセスし、記憶の底を探った。そこには、かつて触手蟲を封じ込めた術者の知識の断片が残っていた。 「異空間……召喚された元の場所に一時的に戻れるのね」 その方法は、主従の絆を深めること。つまり、より強い快楽を共有し、精神の同調率を高めることだった。 「それなら……簡単ね」 美咲は蔵の中に入り、着物を脱ぎ捨てた。全裸になり、床に四つん這いになる。 「出てきて。私の中へ」 子宮の中から触手が伸び、秘所からぬるりと抜け出た。そして再び、今度はゆっくりと押し込まれる。 「んっ……ああっ……」 日常と隔絶した背徳的な交わり。美咲は自ら腰を振り、触手を深く飲み込んだ。 「もっと……奥まで……私の中で爆ぜて」 触手が子宮口を押し広げ、最奥へと達する。快楽の波が精神を白く染め、触手蟲の意識と完全に溶け合った。 「見えた……異空間への扉」 美咲は恍惚の中で、その扉を開いた。翌朝、美咲は制服に身を包み、旅行バッグを手にしていた。 「行ってきます、叔父さん」 「ああ、またいつでもおいで」 宗次に見送られ、美咲は山門をくぐった。誰も気づいていない。彼女の背後に、不可視の異空間が漂っていることを。触手蟲とスライムたちは、主の召喚を待ってそこで大人しく眠っていた。 「さあ、新学期よ」 美咲は妖しい笑みを浮かべ、バス停へと歩き出した。

9章 / 全10

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