蓮華は咲良の体を抱きしめ、震える手で彼女の髪を撫でた。白濁液と粘液が混じり合い、二人の服を汚していくが、構う余裕などなかった。 「咲良ちゃん、咲良ちゃん……」 呼びかけても、彼女は虚ろな瞳を天井に向けたまま、微動だにしない。口の端から白い液体が滴り、胸元にも粘液がへばりついている。蓮華は彼女の顔を拭おうとしたが、自分の手も血と汗で汚れていた。 「俺が……俺がもっと早く……」 言葉は喉で詰まり、嗚咽となって漏れた。結界に何度も体をぶつけ、爪を剥がし、骨をきしませた。それでも破れなかった。目の前で最愛の姪が異形に蹂躙されるのを、ただ見ていることしかできなかった。そして、それ以上に許せなかったのは、自分の中に芽生えた背徳的な感情だった。咲良が快楽に溺れていく様を見て、体が熱くなった。嫌悪感と興奮が混ざり合い、下半身が疼いた。それを認めたくなくて、蓮華は何度も頭を振った。 「俺は最低だ……」 呟きが湿った空気に溶ける。その時、咲良の指が微かに動いた。 「ん……」 小さな呻き声が漏れ、彼女の唇が震えた。蓮華は息を呑み、彼女の顔を覗き込んだ。 「咲良ちゃん?」 ゆっくりと、彼女のまぶたが持ち上がる。だが、その瞳には以前の無垢な光はなく、どこか妖しい色が宿っていた。 「伯父さん……」 掠れた声が届く。 「ずっと見てたんでしょ……私が……あんな姿になるのを」 蓮華は言葉を失った。 「違う、俺は……助けようと……」 「嬉しかった」 咲良は虚ろな微笑みを浮かべ、汚れた指で蓮華の頬に触れた。 「伯父さんに見られてると思ったら……もっと気持ちよかった」 蓮華は凍りついた。媚薬の効果が消えても、彼女の中に快楽の記憶は刻まれていた。 「私、もう……元には戻れないかも」 咲良は甘く囁き、蓮華の首に腕を絡めた。 「伯父さんも……してくれたら、私、もっと気持ちよかったのに」 その言葉が、永遠に蓮華を苛む呪いとなって心に突き刺さった。
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寺の住職である主人公は、媚薬性の粘液を分泌するスライムと、精液を吐き出す触手蟲を召喚する呪符の祓いを受ける。儀式の最中、結界に閉じ込められた主人公は、助手として手伝っていた姪が那些の怪物たちに襲われ凌辱されるのを、すぐ目の前で見ることしかできず、無力な自分を責め続ける悲劇の物語。













