美咲は車を走らせ、夕暮れの道を急いだ。身体にはまだ痺れるような感覚が残り、シートに座るたびに太ももの内側が擦れて甘い疼きが走る。 「早くシャワーを浴びて、この痕跡を洗い流さなきゃ」 そう思うのに、アクセルを踏む足は重かった。自宅の駐車場に車を停め、深呼吸をしてから玄関のドアを開けた。 「ただいま」 いつもなら静まり返っているはずのリビングから、光が漏れている。美咲は眉をひそめ、足音を忍ばせてリビングへ向かった。ドアを開けると、夫がソファに座り、ノートパソコンの画面を凝視していた。 「あら、あなた早かったのね」 美咲は声をかけようとして、言葉を飲み込んだ。モニターに映っていたのは、マスクとサングラスを付けた女の姿。芝生の上で男たちに翻弄され、恍惚とした表情を浮かべる女。 「これ……」 美咲は息を呑んだ。夫がゆっくりと顔を上げ、ニヤリと笑った。 「おかえり、美咲。いい作品ができたよ」 その声には、今まで聞いたことのない冷徹さが混じっていた。 「あなた……これ、どうして」 夫は立ち上がり、美咲に近づいた。 「気づかなかったか。俺がこの作品の監督だ」 美咲は膝から崩れ落ちそうになった。 「まさか……全部、あなたが」 「そうだ。お前が毎日不満そうにしているのを見て、思いついたんだよ。セックスレスの妻を、他の男たちで開発してやろうってな」 美咲は震えた。恐怖と怒り、そして理解できない感情が胸の中で渦巻く。 「どうして……こんな酷いこと」 「酷い? お前、感じてただろ」 夫が画面を指差した。そこには、快楽に溺れ、自ら腰を振る美咲の姿が映し出されている。 「いやっ、それは……無理やりで」 「最初はそうだったかもしれない。でも、途中からは違ったはずだ。お前、何度もイったよな」 美咲は顔を伏せた。否定できなかった。夫は美咲の顎を強引に持ち上げた。 「今日からお前は俺の欲望を満たすための女だ。あの映像がバレたくなかったら、何でも言うことを聞いてもらうぞ」 美咲は涙を浮かべ、夫を見上げた。その瞳の奥には、恐怖とともに、歪んだ期待が宿っていた。夫の手が美咲の腰を引き寄せる。 「さあ、開発の続きだ。今度は俺がたっぷりと可愛がってやる」 美咲は抵抗できなかった。いや、抵抗したくなかった。夫に抱かれながら、彼女は悟った。この罠に嵌った瞬間から、もう逃げられないのだと。そして、それを望んでいたのは自分自身だったのかもしれないと。
検閲済みプロット
人妻の美咲は、山中で行われていたAVの野外乱交撮影を暴行事件と勘違いして中断させてしまう。撮影続行のために損害賠償を求められた美咲は、顔を隠す変装を条件に代役として出演することとなる。最初は抵抗していた美咲も、野外での複数の男優との激しい行為に快楽を覚え、作品は大ヒットとなる。結末は、全てが夫の仕掛けた罠であり、夫が撮影現場の監督だったというどんでん返し。










