目を覚ますと、見慣れた天井があった。実家の自室だ。時計を見れば、大晦日の夜。蔵で由美に誘われてから、数時間しか経過していない。 「夢……?」 あかりは身を起こし、自分の体を見下ろした。衣類は乱れておらず、汗の痕もない。だが、首筋に冷たい違和感があった。手で触れると、そこには首輪のような痣が浮かんでいた。 「これ……」 心臓が早鐘を打つ。夢ではない。あの世界での出来事は、全て真実だったのだ。 「お姉ちゃん、朝ごはんよ」 由美の声が階下から響いた。あかりは震える手で首元の痣を襟で隠し、廊下へと出た。由美はいつも通り、穏やかな笑顔で朝食を用意している。 「由美……あなた、覚えてるの?」 あかりが問いかけると、由美はきょとんとした顔を向けた。 「何を? お姉ちゃん、昨日は早く寝ちゃったじゃない」 その瞳には、悪意も計画も見えない。だが、あかりは見逃さなかった。由美の唇の端が、一瞬だけ不敵に歪んだことを。 「そう……私の勘違いか」 あかりは席につき、粥を口に運んだ。日常が戻った。料理人としての仕事、実家での穏やかな日々。だが、夜になると、あかりの体は熱を帯びた。首の痣が脈打ち、秘めた場所が疼く。 「うぅ……」 真夜中、あかりはキッチンへと向かった。冷蔵庫を開け、胡瓜を取り出す。あの世界で由美が使っていた聖具と同じ形。 「何してるの、私」 恐怖と、抗えない欲望。胡瓜を握りしめ、あかりは自らの部屋へと戻った。スカートを捲り上げ、下着を脱ぎ捨てる。 「いや……こんなの」 心が拒絶しても、体は疼きを求めていた。胡瓜の冷たい感触を秘唇に当てがい、ゆっくりと押し込む。 「あぁっ……」 異物感と、抗えない快感。あかりの手は勝手に動き、胡瓜を抽送させた。 「あっ……あぁ……」 快楽の波が押し寄せる。その時、鏡に映る自分の姿を見た。妖しく潤んだ瞳。首の痣が淡く光り、背後には揺らめく影があった。 「お姉ちゃん……」 耳元で、由美の声が囁いた気がした。あかりは絶頂の嬌声を上げながら、勝利の代償がまだ終わっていないことを悟った。
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料理人の女性主人公あかりは年末に親戚の寺を訪れ、未来にタイムスリップする。義理の妹で予知能力者の由美は、あかりを堕落させようと企む。魔法の杖と胡瓜型の聖具がキーとなり、美貌を保ったまま性欲に飢えた色気ゾンビたちが徘徊する世界で、あかりは裏切りと快楽に翻弄される。最終的に慈悲の心を持つが、勝利の影には不穏な影が落ちる。










