エラベノベル堂

華奢な体、背徳に染まる

18+ NSFW

小説ID: cmo1dkki6000001n2t0gam4ce

1章 / 全10

修学旅行初日の夜、温泉旅館の廊下をひまりは足早に歩いていた。浴衣の裾を気にしながら、スマートフォンの画面に示された部屋番号を確認する。 「あと少し……待っててね、健太くん」 彼氏との初めての密会、ドキドキが止まらない。十八歳の華奢な体は期待と緊張で震えていた。 廊下はどこまでも続き、相似した設計のせいで迷ってしまった。ふすまの模様も同じ、行灯の光も同じ。 「えっと、二号棟の三〇二号……あ、ここだ」 ひまりは深呼吸をして、ふすまを少し開けた。 「健太くん、私だよ」 中から聞こえたのは、聞き覚えのある低い笑い声だった。 「お、呼んだのが来たか」 酔いの回った男の声。ひまりが顔を覗かせると、そこにいたのは彼氏ではなく、担任の田中先生をはじめとする五人の男先生たちだった。宴席の中心、空の日本酒ボトルが転がり、頬を赤らめた男たちが一斉にこちらを見る。 「ひ、ひまり? お前、なんでここに?」 田中先生が目を丸める。 「あ、あの、部屋を間違えて……」 ひまりは慌ててふすまを閉めようとした。だが、別の先生の手が素早くそれを防いだ。 「待てよ。せっかく来たんだ、座っていけ」 若い数学の先生がニヤリと笑う。 「い、いえ、用事があるので……」 「用事? 彼氏か? 修学旅行でそんなのバレたら大変だぞ」 田中先生が立ち上がり、ひまりの細い手首を掴んだ。 「先生、痛いです……」 「なあ、ちょうどいい。女心がわかる子が来てくれたんだ」 別の先生がグラスを傾ける。 五人の男たちに囲まれ、ひまりは逃げ場を失った。浴衣の合わせ目を強く意識しながら、彼女は小さく震える。 「健太くん、待ってるのに……」 その思いとは裏腹に、大人の男たちの熱気と酒の匂いが彼女を包み込んでいく。田中先生の大きな手が、まだ肩に残っていた。 「座れ、ひまり。先生たちが優しくしてやるから」

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