エラベノベル堂

狂愛の支配に

18+ NSFW

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2章 / 全10

それから数日が経った。俺は仕事を終えると、迷わずバーへと足を運んでいた。葵に会いたい。その想いだけが身体を動かす。重い扉を開けると、彼女がカウンターの向こうで微笑んでいた。 「お待ちしておりました」 艶のある声が鼓膜を震わせる。俺は席に着き、彼女が注いだ琥珀色の液体を一気に飲み干した。アルコールが胃の中で熱く広がる。 「今日は随分と急かしていますね」 葵が楽しげに首を傾げる。 「……会いたかった」 正直な気持ちを口にすると、彼女の瞳が妖しく光った。 「私もです」 彼女がカウンター越しに身を乗り出し、俺の耳元に唇を寄せる。 「今夜は……外に行きましょうか」 彼女の提案に心臓が跳ねた。店を出ると、夜風が火照った頬を撫でる。葵の手が俺の手首を掴み、暗い路地へと誘った。彼女の背中を追い、辿り着いたのは小さな公園だった。夜の帳が下りた遊具たちは、異様な影を落としている。 「ここなら……誰も来ません」 葵が振り返り、俺の首に腕を絡める。 「 こんなのじゃもの足りないんです……もっと深く」 彼女の唇が俺のそれを塞ぐ。舌が侵入し、唾液を交わらせる。酸素が足りず、頭がぼんやりする。彼女が俺の身体を押し、ベンチに座らせた。月光の下、葵がゆっくりと跪く。 「あなたの全てが欲しい……こぼさずにいただきます」 彼女の手が俺のベルトにかけられ、慣れた手つきで解放する。夜風が熱い幹に当たり、背筋が震えた。彼女の唇が先端を包み込む。ぬるりとした舌が裏筋をなぞり、俺の理性を削り取っていく。 「くっ……葵さん……」 彼女は答えず、さらに深く喉の奥まで飲み込んだ。締め付けられる快感に、視界が白む。公園の静寂に、水音と荒い息遣いだけが響く。 「んっ……ふぅ……」 彼女が喉を鳴らし、ねっとりと吸い上げる。限界が近づくのを感じた。 「出る……っ!」 俺の欲望が彼女の口内へと迸る。葵は一滴もこぼさず、全てを飲み干した。彼女が顔を上げ、月明かりに照らされた唇が歪んだ。 「ごちそうさまでした……でも、これだけじゃ足りません」 その瞳に宿った狂気じみた光に、俺は背筋が凍るのを感じた。 「明日……カフェに来てください。特別なものをご馳走しますから」 彼女の言葉の意味を、俺はまだ理解していなかった。

2章 / 全10

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