エラベノベル堂

女優の仮面の下へ

18+ NSFW

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4章 / 全10

雨の夜、窓を叩く音がアパートの部屋に響いていた。怜が深夜に目を覚ますと、紗英が窓際に立っていた。濡れたガラスに指を押し当て、外の闇を見つめている。 「眠れないんですか」 声をかけると、彼女はゆっくりと振り返った。化粧を落とした顔には、隈が浮かんでいる。 「……雨の音が、舞台の足音に聞こえるの」 その瞳は潤んでいた。憂いを帯びた、女優の目ではない。 「今日の舞台、どんな役でしたか」 「恋人を失った女。泣き崩れるシーンがあったわ」 紗英は自嘲気味に笑った。 「演じるのは簡単。でも、演じ終わった後が怖い。舞台が終わっても、彼女が私の中に残る。彼女の涙が、私の涙みたいに溢れてくる」 彼女が怜の方へ歩み寄る。白いネグリジェが、外の光を透かして揺れた。 「……抱いて」 震える声だった。 「私の中にいる彼女を、消して。役じゃない私を、見て」 怜は彼女を抱き寄せ、唇を重ねた。雨音が激しさを増す中、二人の身体も熱を帯びていく。飢えるような、渇望するような口づけだった。 「んっ……あ……」 紗英の舌が、怜の口腔を探る。怜は彼女をベッドへと導き、ネグリジェの裾から手を差し入れた。滑らかな肌、熱を帯びた身体。彼女は小さく喘ぎながら、その愛撫を受け入れた。 「やっ……んん……」 怜の指が、彼女の内腿を滑り、熱く湿った秘所へと辿り着く。花弁を優しく開くと、蜜が溢れ出した。 「あっ……そこ、だめ……」 恥じらうように身をよじるが、彼女の脚は開かれた。怜は舌先で、その敏感な芽を愛撫した。 「ああっ!んっ、んんっ……!」 紗英の背中が弓なりに反る。彼女の手が、怜の髪に絡む。 「怜君……お願い……来て……」 潤んだ瞳が、彼を求めていた。怜は自身を彼女の入口に当てがい、ゆっくりと沈めた。熱い襞が彼を包み込み、奥へと誘う。 「ああっ!……んっ、あ……!」 「紗英さん……」 「もっと……深く……」 怜は彼女の腰を抱え、更深く貫いた。互いの熱が混ざり合い、部屋には雨音と二人の吐息だけが響く。 「あっ、あっ、んんっ……!怜君、怜君……!」 名前を呼ぶたび、彼女の演技ではない声が震える。女優としての自分ではなく、ただの女として快楽に溺れる紗英。怜は彼女の反応を確かめながら、深く、浅く、律動を繰り返した。 「んっ……あ、ああっ……!」 「いくよ」 「あっ……!私も……んんっ……!」 二人は同時に果てた。怜は彼女の最奥に熱を放ち、紗英はそのすべてを受け止めた。 「……あ……」 震える彼女を抱きしめ、怜はその髪を撫でた。雨音だけが、静かに響いていた。 「……怜君」 「はい」 「私、演技じゃないよ。これが本当の私」 涙が、彼女の頬を伝った。 「役じゃない私を、愛してくれてありがとう」 怜は彼女の額に口づけを落とした。 「あなたは、あなたのままでいいんです」 雨の夜、二人の心と身体は深く重なり合った。

4章 / 全10

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