「はぁ……はぁ……とりあえず、これを何とかしないと」 葵は白濁液にまみれた腕を持ち上げ、身体を拭おうと試みた。だが、掌が肌に触れた瞬間、違和感が走った。ヌルヌルとしていたはずの液体が、ゴムのような弾力を帯び始めている。 「えっ、何これ……硬くなってる?」 慌てて胸元に手を這わせるが、白濁液と溶けたペイントが混ざり合った混合液は、すでに皮膚にへばりつき、第二の皮膚となって膜を形成し始めていた。 「うそ、拭けない……剥がれないの!?」 爪を立てて剥がそうとするが、混合液は頑として肌に張り付いたままだ。それどころか、空気に触れるたびにさらに硬化が進み、白いゴムのような質感へと変化していく。 「ちょっと、どうなってるのこれ! ミサト、聞いてる!?」 無線に叫ぶが、応答がない。戦闘で破損したのか、あるいは単に電波が届かないだけなのか。葵は一人、硬化し続ける白い膜に包まれていく恐怖と羞恥に直面していた。 「いやだ、こんなの……脱げないボディスーツなんて……」 胸のふくらみに沿って白い膜が張り付き、乳首の突起まで鮮明に浮き上がらせる。腰の曲線、太ももの付け根、全てが白いゴム膜によって覆われ、奥まで塞がれていた。 「あっ……あそこも、塞がっちゃってる……」 太ももの間に手を伸ばすと、秘裂を覆う白い膜がシームレスに繋がっている。注がれた白濁液が内部で固まり、入口を完全に封鎖してしまっていた。 「これ、どうやって排泄するのよ……中に溜まってるのに……」 呆然としていると、遠くからサイレンの音が聞こえてきた。警察や救急だけでなく、野次馬たちも騒ぎを聞きつけて集まり始めている。 「おい、あれ見ろ! 魔法少女だ!」 「すげえ、真っ白な衣装……新形態か?」 「かっこいいな、今度の変身!」 スマートフォンのカメラを構える群衆の声が、葵の耳に届いた。 「ち、違うの! これは衣装じゃなくて……」 「葵! 無事だったのね!」 ミサトの声が拡声器越しに響く。 「よかった、新形態のテストだったのね。悪くないじゃない、今の装備」 「テストじゃないわよ! 脱げないの、これ! 剥がれないの!」 「……えっ?」 ミサトが沈黙し、やがて困ったような声で返ってきた。 「実はね、疑似コスチューム・ペイントと怪人の白濁液を混ぜると、化学反応で硬化するって報告が……今さっき上がったわ」 「先に言ってよ!」 「ごめん、予算の関係で事後報告になっちゃって」 葵は顔を覆いたかったが、その顔さえ白い膜で覆われている。 「撮影! 撮影してます! 新形態の魔法少女、初公開です!」 野次馬の一人が配信を始め、コメントが画面上を流れていく。『白濁レオタード可愛い』『新フォーム来たな』『エッチすぎる』『公式採用希望』称賛のコメントが次々と溢れ、葵の顔が赤く染まる。もちろん、白い膜の下は見えないが。 「こんなの、恥ずかしい……本当は何も着てないようなものなのに……」 「葵、悪いお知らせと良いお知らせがあるわ」 「両方悪いお知らせに決まってるでしょ」 「悪いお知らせは、その硬化膜、専用の溶剤がないと除去できないこと」 「……良いお知らせは?」 「開発に三ヶ月はかかるけど、その間、新形態として活動すれば、スポンサーが付くって」 葵は空を仰いだ。白く硬化した身体は、もう二度と元には戻れない。でも、群衆の歓声とコメント欄の称賛を見ていると、不思議と悪い気はしなかった。 「……三ヶ月、これで過ごすのね」 「ごめんね。でも、人気が出るわよ、きっと」 白濁レオタードに包まれた新しい姿で、葵は苦笑いを浮かべた。
検閲済みプロット
青髪ロングでBカップの魔法少女・葵は、怪人との戦闘で衣装を失う。組織の資金難により、次の戦いは特殊なボディペイントのみで挑むことになった。相手は白濁した粘液を操る触手怪人。ペイントは体温で溶け出し、怪人の放つ粘液と混ざり合いながら、膣内への注入や全身への暴射を受け、最終的には真っ白な粘液まみれになるエロティック・コメディ。




















