夕陽が山の稜線に沈み込み、橙の光が小川の水面を染め上げていく。直樹は手にした竹籠を見つめ、今日の収穫に満足した。腹痛に効く薬草、傷を癒やす葉、熱を下げる根。前世で薬剤師として働いていた記憶は、この古代日本の村で何よりの宝だった。 「直樹、遅いよ」 柔らかな声に振り返れば、茜色の空を背にした莉音が立っていた。黒髪が風に揺れ、愛らしい笑顔が彼を迎える。 「待たせたな。今日はこれだけあれば、冬場も大丈夫だ」 「えらいえらい。じゃあ、ご褒美をあげなくちゃ」 莉音は悪戯っぽく笑い、直樹の腕を引いて小屋へと急かした。粗末な木造の小屋は、二人にとって愛の巣だった。藁を敷き詰めた寝床は硬いけれど、互いの体温があれば十分だった。 「んっ……直樹、好き」 莉音が耳元で囁く。彼女の吐息が首筋をくすぐり、直樹の理性を溶かしていく。布一枚隔てた肌の温もり、触れ合う指先の愛おしさ。 「莉音、俺もだ。お前だけだ」 口づけを交わし、互いの存在を確かめ合う。莉音の滑らかな肌に指を這わせれば、彼女は甘い声を漏らして身を委ねてきた。 「あっ、んん……もっと」 彼女の秘められた場所は熱を帯び、直樹自身を飲み込んでいくように潤んでいた。比喩ではなく、二人は一つになりたいと願っていた。 「いいか、ゆっくり入れるから」 直樹が促せば、莉音は恥じらいながらも頷き、両足を開いて彼を受け入れた。 「ふぁっ、きた、きてる……直樹の、奥まで」 結合の瞬間、二人は同時に息を呑んだ。きつく熱い肉壁が直樹を包み込み、彼は動き始める。 「あっ、ああん、いい、そこいいの」 莉音の嬌声が小屋に響く。直樹は腰を打ち付けながら、彼女の胸の膨らみを掌で愛撫した。 「莉音、愛してる」 「私も、私も好き、大好き」 夜が更けるまで、二人は互いを求め合った。村の静寂の中、重なり合う影と密やかな声だけが、彼らの愛の深さを物語っていた。
毒の華
18+ NSFW小説ID: cmofdebsp004a01kd2soqm3d3










