エラベノベル堂

真面目な委員長の放送事故

18+ NSFW

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3章 / 全10

家庭科室には、焼きそばを焼く香ばしい匂いが充満していた。放課後の調理練習、隼太は鉄板の前で菜箸を握りしめている。 「ほら、もっと強火で。パチパチいってるじゃん」 葵奈が隼太の背後にぴったりと張り付いた。 「わかったから、離れろ。暑いんだよ」 「えー、いいじゃん。委員長、広い背中だね」 彼女の胸の柔らかさが、背中に押し当てられる。隼太は集中力を保つのが精一杯だった。 「麺、ほぐれてきたぞ。ソース入れるから」 隼太がボトルに手を伸ばすと、葵奈がその腕を掴んだ。 「あ、味見したい。指につけてちょうだい」 「はあ? なんで俺が」 「いいから〜。ほら」 隼太は諦めて、人差し指にソースの一滴を乗せた。 「ほら、舐めろ」 差し出された指を、葵奈がふわりと包み込む。 「……っ!」 湿った温かさが指先を覆い、ねっとりとした舌の感触が伝わる。彼女はわざとゆっくりと、音を立てて舐め取った。 「ん、美味しい。甘くてコクがあるね」 隼太は息を詰まらせたまま、指を引き抜く。唾液で光る指先が、どこか卑猥に見えた。 「お前、わざとやってるだろ」 「何が?」 葵奈はけろりとして、鉄板の中身を菜箸でつつく。 「委員長、顔赤いよ。大丈夫? 熱中症?」 からかうような瞳に、隼太は言葉を詰まらせた。 「うるさい。焼きそば、完成するぞ」 皿に盛られた焼きそばを前に、二人は向かい合って座る。 「じゃあ、いただきます」 葵奈が箸を伸ばし、一口食べた。 「ん〜、美味しい! 委員長、料理上手だね」 「……お前が炒めるの下手くそなだけだろ」 「ひどーい」 彼女は笑いながら、さらに食べ進める。口元にソースがついている。 「ほら、ついてる」 隼太は無意識に手を伸ばし、彼女の口元を親指で拭った。葵奈がびくりと身を震わせ、その指をじっと見つめる。 「……委員長」 「あ、わる……」 謝りかけた瞬間、葵奈が親指をもう一度、軽く舐めた。 「ありがと、委員長」 いたずらっぽい笑顔とは裏腹に、彼女の瞳は潤んでいた。隼太の理性が、音を立てて軋む。このままでは、まずい。

3章 / 全10

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