エラベノベル堂

灼熱研究室の雪女

18+ NSFW

小説ID: cmoyx0p2n000001o097g9504q

3章 / 全10

「先生、そんなに怖がらないでくださいよ」 女がくすりと笑う。その瞬間、冷気は霧散した。 「え……」 信一が目を丸くすると、女は白衣をサッと脱ぎ捨てた。その下にあったのは、大学のシャツとデニムパンツ。見覚えのある姿だった。 「り、莉子?」 そう、彼の教え子である女子学生、莉子だ。彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべて、濡れたような黒髪をかき上げる。 「バレちゃいましたね」 彼女は悪びれもせず、むしろ誇らしげに胸を張った。 「先生、修理費ケチるから悪いんですよ。私だって暑いんです」 そう言って、彼女は薬品保管庫を親指で指した。 「あそこだけ空調効いてるんです。隠れ場所には最高でした」 信一は呆気にとられた。恐怖が嘘のように消え、代わりに別の感情が湧き上がる。怒りか、安堵か、それとも。 「騙したな」 「先生が単純なのが悪いんです」 莉子は挑発的に笑う。汗でシャツが肌に張り付き、彼女の身体のラインがくっきりと浮かび上がっていた。信一はごくりと唾を飲み込む。灼熱の研究室で、二人の視線が絡み合う。 「先生……」 莉子の声が急に甘くなる。彼女は一歩踏み出し、信一の胸に手を置いた。 「暑いですね」 その言葉は合図だった。信一は理性を手放し、彼女の腰を引き寄せる。 「バカな生徒だ」 そう呟くと、莉子は嬉しそうに目を細めた。 「バカな先生」 二人の唇が重なる。汗の味がした。莉子は机の上に腰掛け、信一を招き入れる。 「ここで、しますか?」 彼女の問いに、信一は答えずに行動で示した。熱い吐息が研究室に響き渡る。二人は灼熱の夜に身を委ね、禁断の関係を結んだ。

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