エラベノベル堂

秘密派遣

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10章 / 全10

数日後の朝、リビングには柔らかな陽光が差し込んでいた。玲奈がキッチンでコーヒーを淹れていると、雅彦が寝室から出てきた。その表情は深刻そのものだ。 「玲奈、話があるんだ」 コーヒーをテーブルに置き、玲奈は父の向かいに座った。雅彦は手を組み、ゆっくりと口を開いた。 「借金のめどが立ったんだ。君が稼いでくれたおかげで」 「よかったね、パパ」 玲奈は安堵の表情を浮かべた。 「だから……もう普通の仕事に戻ってくれ。こんな危険な仕事、させたくないんだ」 雅彦の目が娘を真っ直ぐに見つめる。父としての責任感と、娘への心配が入り混じった視線だ。しかし、玲奈は静かに首を横に振った。 「パパ、私、この仕事続けるよ」 「え?」 「今の私にピッタリだし、お金も良いし……何より、楽しいの」 「楽しいって……玲奈、君は何を言ってるんだ?」 雅彦が身を乗り出す。玲奈は立ち上がり、父を見下ろした。その瞳には、以前のような迷いも怯えもなかった。 「私がこの家を支えるから。もうパパは何も心配しなくていい。私が家長だから」 「か、家長……?」 「そう。これからは私が稼いでくる。パパは家にいて、家事でもしてて」 「玲奈!」 雅彦が声を荒らげたが、娘の表情は変わらなかった。むしろ、嬉しそうですらある。 「パパのためだよ。私、この仕事好きになったの」 呆然とする雅彦を残し、玲奈は部屋に戻った。赤いワンピースを身に纏い、薄化粧を施す。鏡の中の自分には自信が溢れていた。 「行ってきます」 呆気にとられる父に軽く手を振り、マンションを出た。次の派遣先はシティホテル。今日の客は初対面の若い会社社長だという。エレベーターで最上階へ。廊下の突き当たりの部屋をノックすると、中から落ち着いた声が返ってきた。 「どうぞ」 ドアを開けると、ダークスーツを着た三十代前半の男が立っていた。鋭い目つきに整った顔立ち。 「君が玲奈ちゃんか。噂は聞いてるよ」 「水野玲奈です。よろしくお願いします」 男は微笑み、ベッドの端を指差した。 「君は、何でもしてくれるんだろう?」 玲奈はニコリと笑い、ワンピースのファスナーを下ろした。布が床に落ち、下着だけの姿になる。男の喉がゴクリと鳴った。 「いい体だ」 男の手が玲奈の腰に触れ、引き寄せる。彼女は男の首に腕を回し、唇を重ねた。ねっとりとした口づけ。ブラジャーが外され、男の唇が膨らみを包み込む。 「んっ……」 男の手がショーツの中に滑り込み、すでに潤んだ秘所に触れた。 「こんなに濡れてる。君、本当に感じやすいね」 「……はい」 男が自身を秘唇に押し当て、ゆっくりと腰を進めた。 「あっ……!」 深く貫かれた瞬間、玲奈は背筋を反らせた。男が腰を動かし始めると、快楽の波が押し寄せてくる。 「気持ちいい?」 「……はい、気持ちいいです」 玲奈は自ら腰を揺らし、男のリズムに合わせた。窓の外に広がる都市の光を見つめながら、彼女は自分が選んだ新しい人生を噛み締めていた。

検閲済みプロット

父の会社が倒産し、雅彦は娘の玲奈に家計の援助を懇願する。玲奈は高収入の派遣型風俗で働くことを決意し、様々な場所でユニークな客たちを相手にしながら、その状況をコミカルかつ積極的に楽しみ、意外な才能を開花させていくコメディ。

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