エラベノベル堂

呪われた女魔王

18+ NSFW

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3章 / 全10

森の小道を、リオンはクロードに付き添われ歩いていた。木漏れ日が柔らかく降り注ぐ穏やかな道程だが、彼女の表情は険しい。魔王城へ戻るには、この森を抜けなければならない。 「ふん、ただ歩くだけなんて屈辱的だわ。以前なら瞬間移動で一息だったのに」 「リオン様、今はその姿を御覚悟くださいませ。人間の足で歩くのも悪くないものですよ」 クロードの穏やかな口調に、リオンは舌打ちした。その時、草むさからぬるりとした音が響いた。 「待ちなさい、何か来るわ」 リオンが鋭い視線を向ける先から、半透明の青い塊がいくつも姿を現した。スライムだ。かつて彼女が生み出し、配下として従えていた下級魔物たち。 「あら、私の可愛いスライムたちじゃない。来なさい、魔王リオンの命令よ」 彼女は優雅に手を差し出した。威厳を込めた声で呼びかけたつもりだった。しかし、スライムたちは立ち止まることなく、ぬめぬめと迫ってくる。 「私の声が聞こえないの? 私は魔王リオンよ! お前たちの主だわ!」 叫んでも、その声はただの少女の高い声として響くだけ。スライムの集団は、リオンの周りをゆっくりと囲み始めた。その瞳のような核が、彼女を品定めするように揺れている。 「リオン様、下がってください。彼らはあなたを主人とは認識しておらぬようです」 「何ですって!? この私が主人だと証明して見せるわ!」 リオンは胸を張り、スライムの一体に向き直った。 「さあ、おいで。命令に従いなさい」 スライムがびくんと震えた。リオンは勝利の笑みを浮かべたが、それは一瞬だった。スライムは彼女の足元に絡みつき、粘液で太もとを濡らし始めた。 「きゃっ! 何をするの!」 「リオン様!」 クロードが駆け寄ろうとするが、他のスライムが壁となって彼を押し戻す。 「この人間の小娘、迷い込んだのか?」 「いや、いい匂いがする」 「人間の娘だ、食べようぜ」 スライムたちの念話が飛び交う。リオンは戦慄した。かつて絶対的な忠誠を誓った部下たちが、今や彼女をただの獲物として見ている。 「やめなさい! 私はリオンよ! 魔王リオンなの!」 「うるさい人間だ」 「威勢だけいいな」 「犯して黙らせようぜ」 スライムたちは一斉に彼女へと迫った。

3章 / 全10

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