エラベノベル堂

涙が溶ける場所

18+ NSFW

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10章 / 全10

「ああっ、あんたと一つになる……これが、本当の……」 エリナの言葉が甘い悲鳴へと変わった瞬間、アランが最奥を目指して深々と楔を打ち込んだ。限界まで膨れ上がった楔が、彼女の奥底で弾けた。 「くっ……! 注がれる……熱い……!」 熱い奔流が秘所を満たしていく感覚。エリナは背中を大きく反らせ、彼の肩に顔を埋めた。同時に、アランもまた彼女の絶頂の波を共有し、低い獣のような咆哮を喉の奥から絞り出す。 「エリナ……! 俺の全てを、受け止めてくれ……!」 どくどくと脈打つ度に、彼の放った熱が彼女の内側に溜まっていく。処女を散らされた痛みも、絶頂の痙攣も、すべてが二人の間で反響し、何倍にも増幅されていた。金色に輝く光が、二人の体を優しく包み込む。赤い炎と白い霧は完全に融合し、温かな輝きとなって寝室を満たしていた。 「あんたの熱、私の中に……」 エリナは涙で滲む視界で彼を見上げた。アランの瞳にも、同じように光るものがあった。彼は彼女の乱れた髪を優しく撫で、額に唇を押し当てる。 「俺達、本当に……一つになったな」 「ええ……不思議ね。政略結婚のはずだったのに」 エリナが小さく笑うと、アランもまた苦笑を浮かべた。 「あの古老、何を意図していたのか分からないが……感謝しなければならないな」 「後で問い詰めるわ。でも、今は……」 アランは彼女の体を抱きしめ、寝台の上で体を寄せ合った。繋がったままの状態で、互いの体温と鼓動を感じる。魔法の光は徐々に収束していき、部屋には穏やかな静寂が戻った。 「エリナ」 「何」 「これからは、敵じゃない。夫婦だ」 「……分かってる」 エリナは彼の胸に顔を埋め、深く息を吸い込んだ。戦場の血の匂いでも、魔族の冷たい香りでもない。ただ、彼という男の匂い。それが、なによりも安心できた。 「あんたが私を選んでくれてよかった」 「俺もだ。お前でよかった」 長い夜が明けようとしていた。だが、二人はまだ眠りたくはなかった。この温もりを、もう少し味わっていたかった。しかし、疲れと充足感が瞼を重くしていく。 「……眠ってもいいわよ」 エリナが呟くと、アランは彼女の腰を抱き寄せ、耳元で囁いた。 「目覚めたら、新しい人生が始まる」 「ええ……楽しみね」 二人は微笑み合い、そのまま深い眠りへと落ちていった。政略という名の鎖は、いつの間にか、二人を結ぶ愛という名の絆へと変わっていた。

検閲済みプロット

魔族の王女エリナと人間の王子アランの政略結婚。婚礼の夜、祝福の呪いで感情が可視化(悲しみ=霧、怒り=炎)し、触れると感覚が同期する。互いの孤独と傷を知り、壁が崩れる。身体感覚の同期による官能的なSEXを通じて心を通わせ、真の絆を結ぶ物語。

10章 / 全10

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