エラベノベル堂

シェアドリーム

18+ NSFW

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きみの全てを奪うまで 2

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不愛想ボーイッシュ彼女と声がま初えっち〜キミの好きにしていいよ…〜

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世話焼きな爆乳幼なじみはいつでもセックスしてくれる 〜最高のあまあま同棲性活〜 モザイク版【タテヨミ】

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ドキドキすぷりんぐ(単話)

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9章 / 全10

雨音は窓の外で降り続いていた。薄暗い寝室の中で、まどかと健人は見つめ合ったまま動けずにいた。夢で出会っていた相手が、隣室に住む人物だったという事実。あまりにも非現実的で、けれど確かな真実。 「信じられない……」 まどかが呟く。 「俺もだよ。ずっと探してた」 健人の声には深い感情が滲んでいた。 「夢の中の君が、もしかしたら近くにいるんじゃないかって、毎朝廊下を見てた」 「私も……」 まどかは胸の奥が熱くなるのを感じた。 「毎朝、誰かとすれ違うたびに、健人くんかもしれないって思ってた」 健人がベッドの端に座り、まどかの方へ手を伸ばした。 「触ってもいい? 夢と同じ感覚か、確かめたい」 まどかは頷いた。彼の手が自分の手に触れた瞬間、背筋に慣れ親しんだ温かさが走った。 「……同じだ」 健人の瞳が揺れる。 「夢で手を繋いだときの感覚と、全く同じ」 まどかもまた、指先から伝わる熱に胸を締め付けられた。 「温かい。夢なのに温かかったのが、今は現実の温度として伝わってくる」 二人は手を繋いだまま、互いの顔を見つめ合った。いつもは白い霧の中で交わしていた言葉が、今は雨音の響く部屋で聞こえている。 「ねえ、健人くん」 まどかが呼びかけると、彼は優しい眼差しを向けた。 「なに?」 「私、健人くんに会うために眠るのが楽しみだった。夢の中だけでも会えるのが嬉しかった」 健人は少しだけ目を細めて、微笑んだ。 「俺もだよ。毎日が仕事で疲れてても、まどかちゃんに会えると思えば眠るのが楽しみだった」 その言葉を聞いて、まどかの胸の奥から熱いものが込み上げてきた。 「現実でも会えたね」 「ああ。夢じゃない、現実だ」 健人がまどかの手を、少しだけ強く握りしめた。その力度が、彼の感情の深さを物語っていた。まどかは自然と彼の方へと歩み寄っていた。濡れた服が肌に張り付いているけれど、そんなことは気にならなかった。ただ、目の前にいる彼の存在だけが、世界のすべてだった。 「まどかちゃん」 健人が立ち上がり、まどかの目の前に立つ。身長差で見上げる形になる。彼の整った顔立ちが、夢で見てきたものと重なる。けれど、今はもっと鮮明で、もっと確かだ。 「俺、ずっと言いたかったことがある」 健人の声が低くなった。 「夢の中でも言えなかったこと」 まどかの心臓が高鳴る。 「なに?」 健人は一度言葉を止めて、それから真剣な眼差しでまどかを見つめた。 「君に、本当に出会いたかった。現実で、こうして向き合いたかった」 まどかの胸が熱くなる。夢と現実の境界が溶けていくような感覚。 「私も……私も、健人くんに会いたかった」 言葉にした瞬間、溢れていた感情が形になった気がした。二人の視線が絡み合い、互いの瞳の中に同じ熱が宿っているのが分かる。雨音だけが響く静かな部屋で、二人の距離は自然と縮まっていった。

9章 / 全10

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