エラベノベル堂

物語を届ける紹介文

全年齢

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10章 / 全10

朝陽は朝の光が淡く差し込む自室で、しばらく画面を見つめていた。いつものように開いたerabenovel.comには、もう静けさはなかった。訪問者の数字は数週間前とは比べものにならないほど安定して伸び、感想欄には見慣れない言葉が並んでいる。 「見つけやすくて読み始めました」 「入口が分かりやすいから、すぐ読めた」 朝陽はひとつひとつ読み進め、思わず息を漏らした。 「ほんとに、来てるんだな」 派手な賞賛ではない。けれど、その一文一文は、たしかに自分のサイトへ足を運んだ誰かの体温を持っていた。朝陽は椅子にもたれ、少しだけ笑う。 「検索に載ることがゴールじゃなかったのか」 画面の片隅に並ぶ数字を見ても、もう以前ほど心は揺れない。見つけてもらうための工夫はもちろん大事だった。けれど、それ以上に大切なのは、読んだあとに残るものを積み重ねることだと、今なら分かる。 「読んで、覚えてもらえるか」 そのほうがずっと難しい。けれど、だからこそ書きがいがある。朝陽は新しい原稿のファイルを開いた。真っ白な画面の上にカーソルが点滅する。 「次の物語は、もっとちゃんと届くように書こう」 独り言は静かな部屋に溶けたが、その決意だけはまっすぐ残った。朝陽は指先をキーボードに置き、最初の一文を打ち始める。検索結果の先で待っている誰かの顔は、まだ見えない。それでも、読んだ人の心に少しでも残る話を書けるなら、それでいい。朝陽は息を整え、迷いのない速度で文字を紡ぎ出した。

検閲済みプロット

erabenovel.com を検索エンジンで見つけやすくするための、一般向けのウェブ公開・検索最適化の物語に書き換える。

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