エラベノベル堂

人質、スク水の誘惑

18+ NSFW

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2章 / 全10

「大人しくしてろよ」 男の声と共に、ひなたは粗雑な布で目隠しをされた。薄暗い視界の中で、エンジンの振動が背中に伝わってくる。逃走用の車に押し込められた彼女は、後部座席の隅に座らされ、両手首にはすでに結束バンドが巻かれていた。 「この女、目撃者だろ。どうすんの」 運転席から別の男の声が響く。 「とりあえず倉庫に連れて行くしかねえだろ。途中で降ろすわけにもいかない」 強盗犯たちの会話から、彼らがまだ完全な逃走計画を立てていなかったことが読み取れた。ひなたは深く息を吐き、自分の置かれた状況を冷静に分析する。白衣の下は黒いスクール水着一枚。深夜のコンビニで強盗に遭遇し、目撃者として人質に取られた。最悪のパターンだ。 「おい、動くなよ」 隣に座った男が彼女の肩を掴んだ。その手は荒いが、暴力を振るう様子はない。むしろ動揺しているようにも感じられる。 「逃げたりしたらどうなるか分かってるな」 「分かっています」 ひなたは落ち着いた声で答えた。男たちはその反応に少しだけ面食らったようだ。 「なんだお前、怖くねえのか」 「怖いですよ。でも騒いで状況が良くなるとも思えないので」 彼女の淡々とした返答に、車内は一瞬だけ沈黙に包まれた。やがて車は舗装された道路を外れ、ガタガタとした振動を伝え始める。ひなたは目隠しの隙間から漏れる光で、おおよその時間を計算した。移動時間は約三十分。都市部から離れた場所へ連れてこられたようだ。 「着いたぞ」 車が停止し、エンジン音が消える。目隠しを外されたひなたの目に飛び込んできたのは、錆びついた鉄扉と割れた窓が特徴的な廃倉庫だった。月明かりのみが照らす不気味な空間に、彼女は引きずり込まれる。 「ここなら誰にも見つからねえ」 男の言葉通り、周囲には民家の灯り一つ見当たらない。ひなたは倉庫の中央にある柱に背を向けさせられ、再び縛り上げられた。 「おい、どうするんだよ。この女」 ナイフを持った男が仲間に問いかけた。 「殺すわけにもいかねえし、逃がすわけにもいかねえ」 男たちの視線がひなたに向けられる。その瞳には、恐怖と欲望が入り混じった光が宿っていた。 「とりあえず朝までここで待機だ。それから考える」 ひなたは柱に縛られたまま、冷たい床に座り込んだ。白衣の裾が汚れるが、今は気にしている場合ではない。彼女の頭の中では、すでに幾つもの計算式が走り始めていた。この状況を打開するための、唯一の解を見つけるために。

2章 / 全10

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