美咲は本能的に後退ったが、壁が背中に当たり逃げ場がない。男の視線が、水着で覆われていない肌をねっとりと舐めるように移動していく。 「お前のその香り、もっと近くで嗅がせろよ」 男が一歩踏み出した瞬間、廊下から複数の足音が近づいてきた。鉄の扉が開き、四人の男たちが部屋に入ってくる。全員が同じような熱を帯びた目で、美咲を見つめている。 「おい、先に始めようとしてたな」 「減るもんじゃねえだろ。それに、こいつの匂い、もう限界近いぜ」 美咲は腕で胸元を隠そうとしたが、かえって男たちの視線を惹きつけてしまうだけだった。羞恥心で顔が熱くなる。同時に、体の奥から甘い感覚が込み上げてくるのがわかった。 「あっ……」 自分でも驚くような艶を含んだ声が、唇から漏れた。水着の生地が敏感な部分に食い込み、動くたびに摩擦を生む。その刺激が、彼女の特殊体質をさらに強めていた。 「くっ、すげえ匂いだ。頭がおかしくなりそうだ」 一人の男が鼻を鳴らし、荒い呼吸を繰り返す。別の男が美咲の腕を掴み、壁際へと押し付けた。 「なあ、お前も感じてるんだろ。この匂い、自分でもわかるはずだ」 「ち、違……」 言葉とは裏腹に、美咲の体は男に寄り添うように熱を帯びていた。香りが部屋全体に充満し、男たちの理性を蝕んでいく。 「くそっ、我慢できねえ」 男の唇が、美咲の首筋に触れた。熱い舌が肌を滑り、鎖骨へと下りていく。 「んっ……やめて」 抵抗しようとしても、体が言うことを聞かない。特殊体質のせいだけではない。水着姿で晒された恥ずかしさと、複数の男たちに見つめられる状況が、彼女の心を砕いていた。 「おい、俺も混ぜろよ」 もう一人の男が背後に回り込み、露わになった背中に指を走らせる。前と後ろから同時に触れられ、美咲は逃げ場を失った。 「いや……お願い、許して」 「許してほしけりゃ、もっと匂わせろよ。お前のその体、俺たちを狂わせるためにあるんだろ」 男の手が、水着の脇から滑り込み、柔らかい膨らみを鷲掴みにする。強引な刺激に、美咲の唇から甘い吐息が漏れた。 「ああっ……」 その声を合図に、男たちの動きが激しさを増す。服が擦れる音、荒い呼吸、そしてねっとりとした視線。すべてが美咲を包み込み、彼女の理性を溶かしていく。 「そうだ、もっと声を出せ。お前のその鳴き声、最高にそそるぜ」 美咲は目を閉じた。現実から逃避しようとしても、体に触れる熱だけが鮮明に残る。この状況から抜け出す術など、もうどこにもないのだと理解させられていた。
恥辱の果てまで
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