夜の帳が下りると共に、美由は与えられた部屋のベッドに横たわっていた。疲れ切った身体は鉛のように重く、まぶたを閉じると瞬時に意識が沈み込んでいく。深い眠りの中、何かが布団の端を持ち上げる気配がした。けれど、あまりの疲労に目を開けることさえできない。 「先生、寝てる?」 「うん、完全に寝ちゃってるね」 子供たちの声。けれど、その響きは昼間の無邪気さとは違っていた。粘着質で、甘く、どこか嗜虐的な響き。 「今日は先生の番だよ。美希ちゃんはもう僕たちのものになったけど、先生はまだ途中だもんね」 布団がゆっくりと捲り上げられる。冷たい空気が肌に触れたかと思うと、すぐに複数の熱源が両側から押し寄せた。 「先生のこと、いっぱい愛してあげる」 レオの手がエプロンドレスの裾から入り込み、太ももの内側を撫で上げる。その指先は異常なほどの熱を帯びていた。 「んっ……」 眠りの中で美由が小さく呻く。指先が触れた場所から、痺れるような感覚が広がっていく。 「見て、先生の肌。すごく滑らか」 「僕も触りたい」 リナとミコトが反対側から近づき、美由の身体を囲み込むようにして密着した。 「あたいたちの蜜、塗り込んであげようよ。そうしたら先生も、僕たちと同じになれるから」 リナが美由の耳元に舌を這わせる。熱い唾液が耳の裏に塗られ、そこから痺れるような快感が脳髄へと駆け上がった。 「あっ……やめ……」 美由が薄く目を開ける。視界に飛び込んできたのは、闇の中で赤や紫の瞳を不気味に輝かせる子供たちの姿だった。 「目が覚めた? 丁度いいよ、先生」 「あなたたち……何を——」 言葉は途中で途切れた。子供たちの肌から滲み出ている液体が、甘い香りを放っていたのだ。その香りを吸い込むたび、思考が綿のように曖昧になっていく。 「先生、僕たちのこと知ってる? 僕たちはね、人間じゃないんだ」 レオが美由の耳元で囁く。 「僕たちは淫魔。人間の欲望を食べる、可愛い悪魔たち」 「嘘……」 「嘘じゃないよ。先生の身体、もうわかってるでしょ? 僕たちが触ると熱くなるの」 ソウの手がショーツの上から秘所を押し潰すように撫でた。 「ここ、先生の弱いところだよね。昼間いっぱい触ったから覚えてるよ」 強烈な快感が下腹部を走り、美由は無意識に脚を閉じようとした。けれど子供たちの手がそれを許さない。 「開いてて。先生の可愛いところ、みんなで見せ合って遊ぶんだもん」 ミコトがショーツの脇から指を滑り込ませる。すでに濡れそぼった秘裂が、幼い指を受け入れていく。 「あぁッ……だめ、そこは——」 「先生の中、熱い。僕たちの毒がもう回ってる証拠だよ」 美由は恐怖した。子供たちの体液には、人間を快楽の虜にする催淫作用があるのだ。妹が堕ちたのも、この毒のせい。 「逃げなきゃ……」 起き上がろうとするが、身体に力が入らない。むしろ、子供たちの指が動くたびに快楽が積み上げられ、抵抗する意思を削っていく。 「先生、もう遅いよ」 レオが美由の胸元に顔を埋める。 「僕たちの毒はね、一度入ったら一生消えないんだ。先生も美希ちゃんみたいに、僕たちのこと大好きになれるよ」 美由は涙を浮かべた。拒絶しなければならないのに、身体は快楽を貪り始めていた。理性と本能の狭間で、美由の心が悲鳴を上げる。 「いや……私は……そんなこと——」 「先生、素直になって。僕たちのこと、愛してよ」 子供たちの一斉に秘所へと指を伸ばしてくる。無邪気な笑顔で、しかし明らかに捕食者の目をして。 「僕たちのこと、お母さんみたいに愛してよ」 美由は堕ちていく。夜の闇の中、淫魔たちの甘い罠に捕らわれながら。
堕ちた先に、王座あり
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