エラベノベル堂

堕ちた先に、王座あり

18+ NSFW

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7章 / 全10

翌朝、美由は逃亡を決意した。夜中の出来事が悪夢であればよかった。だが、身体に残る粘つく感覚と、太ももの内側に刻まれた赤い痕が、それが現実だと告げていた。 「逃げなきゃ……美希も連れて」 震える脚でベッドから降り、ドアに向かう。廊下に出ると、幸いにも誰もいない。美由は足音を殺して進んだ。 「あれ、先生? どこ行くの?」 背後から聞こえた声に、心臓が跳ねた。振り返ると、リナがパジャマ姿で立っている。 「ちょっと……散歩よ」 「嘘。先生、逃げようとしてるんでしょ」 少女の瞳が妖しく光る。 「ダメだよ。先生は僕たちのものなんだから」 リナが腕を伸ばすと、指先から透明な液体が滴り落ちた。その雫が美由の頬に飛び、熱い疼きが走る。 「いや……」 「先生の中で僕たちの毒がね、もういっぱい広がってるんだよ。朝起きたら、身体が熱くて疼いてたでしょ」 美由は息を呑んだ。確かに、昨夜から身体が熱い。指先で触れられただけで疼き、脚の間がじんわりと潤んでいる。 「だから逃げられないの。先生はもう、僕たちなしでは生きられない体なんだから」 リナが近づいてくる。逃げようと後ずさりしたが、脚がもつれて倒れ込んだ。 「あっ……」 床に手をついた瞬間、膝から力が抜ける。身体中の関節が脱力し、意思とは無関係に脚が開いていく。 「見て、先生の身体。僕たちのこと欲しがってる」 美由は恐怖した。自分の身体が、子供たちを求めている。 「いやよ……こんなこと」 「無駄ですよ」 冷ややかな声と共に、天童が現れた。 「美由さん、あなたの体にはすでに彼らの精液が浸透しています。逃亡など不可能だ」 「天童さん……!」 美由は必死に訴えた。 「どうしてこんなことをするの。あの子たちは子供よ」 「彼らは淫魔です。人間の精気を吸い、快楽を糧に生きる存在」 天童が屈み込み、美由の顔を覗き込む。 「そしてあなたには、特別な役目がある」 「役目……?」 「あなたは『世界を滅ぼす鍵』の器となるのです」 美由は意味が理解できなかった。 「何を言っているの」 「この学園は、人間界と魔界を繋ぐ門となります。そしてあなたの身体は、その門を開く鍵を受け入れるための器だ」 天童の手が美由の下腹部に触れる。 「ここに、魔王の種を宿すのです」 「魔王の……種?」 「そうです。人間界を快楽地獄へと変貌させる、偉大なる存在があなたの中で目覚める」 美由は戦慄した。 「嫌よ……そんなこと、絶対に」 「拒否などできません。あなたの妹、美希さんはすでに前段階として堕落しました」 天童が指を鳴らすと、廊下の奥から美希が現れた。恍惚とした表情で、子供たちに手を引かれている。 「お姉ちゃん……ここにいたんだ」 美希の目には理性の光がなかった。 「お姉ちゃんも一緒に、レオくんたちと遊ぼうよ。すごく気持ちいいの」 妹が完全に快楽の虜になっている姿に、美由は絶望した。 「美希を……返して」 「彼女はもう戻りません。そしてあなたも同じだ」 天童が美由の耳元で囁く。 「諦めなさい。抗えば苦しみが長引くだけだ」 美由は唇を噛み締めた。逃げなければならないのに、身体が動かない。子供たちの毒が血液を巡り、快楽を求めて疼く。 「いや……私は負けない」 美由は必死に立ち上がろうとしたが、膝から崩れ落ちた。 「あぁッ……!」 床に倒れ込んだ瞬間、強烈な快感が下腹部を襲う。身体の中で何かが疼き、熱く滾っている。 「先生、僕たちのこと呼んでるよ」 レオが美由に近づく。 「先生の中、僕たちの毒でいっぱいになってる」 美由は涙を浮かべた。抵抗する心と快楽に喘ぐ体のギャップに苦しみながら、絶望的な現実を突きつけられる。世界を滅ぼす鍵の器として、美由は淫魔たちに堕とされていく。抗えない運命の中で、彼女の理性は静かに崩れ去っていった。

7章 / 全10

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