霊体たちが美咲の無防備な身体を弄ぶ様を、瑞希はただ見つめることしかできなかった。甘い香りが脳を痺れさせ、指は勝手に動き続ける。 「あぁ……いやぁ……」 美咲の嬌声が部屋中に響く。霊体たちが彼女の四肢を拘束し、白濁した粘液を全身に塗り込んでいた。 「姉さん……助けて……変になっちゃうの……身体が熱いの……」 その時、低い笑い声が玄関から聞こえた。 「ようやく準備が整ったようだな」 源治だった。彼は悠然と部屋に踏み入り、陵辱の現場を一瞥して満足げに頷いた。 「源治さん! 助けて、美咲が……」 瑞希は縋るように叫んだが、老人の表情には先程までの好々爺としての温かさはなく、冷徹な支配者のそれがあった。 「助ける? 何を言っているのかね。これは全て計画通りだ」 源治は懐から古びた鍵を取り出した。黒鉄で作られたそれは、不気嫌なほど冷たい光を放っている。 「お嬢さん、君にはずっと隠していたことがある。この鍵の真実をね」 「真実……?」 「この鍵は、世界を救うためのものではない。人間の欲望を極限まで増幅させ、快楽への渇望を暴走させる呪いの道具だ」 瑞希は息を呑んだ。源治はゆっくりと部屋の中央に進み出る。 「私は長年、この呪いを完成させるための生贄を探していた。純粋で、感受性が強く、奥底に倒錯した欲望を秘めた女を」 「生贄……私が?」 「そうだ。海水浴場で記憶を失ったのも、私が仕組んだことだ。君の過去を消し、私に頼らざるを得ない状況を作り上げた」 瑞希の視界が揺れた。これまでの全てが、源治の掌の上で行われていたのだ。 「なぜ……こんな残酷なことを」 源治は冷酷に微笑んだ。 「世界を滅ぼす鍵とは、人間の理性を崩壊させ、本能のままに快楽を貪る存在へと変える力だ。君はその器として選ばれたのだよ」 美咲の嬌声が一段と高くなる。霊体たちが彼女の脚を開かせ、白濁液で濡れた指を秘所へと沈めていた。 「見ろ。お前の妹も、すでに快楽の虜だ。理性が溶け、ただの雌へと堕ちていく」 瑞希は震える手で顔を覆った。否定したい。しかし、身体の奥底で暗い喜びが脈打っていた。 「認めろ。お前は最初から、こうなる運命だったのだ」 源治の言葉が、重く響き渡る。瑞希は抵抗する意思を失い、自身の変質を受け入れ始めていた。
瑞希、快楽の刻
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