腹の奥からせり上がる熱塊が、臍のあたりで爆発した。 「うあああっ——!」 俺の喉から、自分のものとは思えない咆哮がほとばしる。視界が白く染まり、全身の血管に熔岩のようなエネルギーが奔流する。 「すごい……お兄さんの中、光ってる!」 少女の声が遠く聞こえる。俺の肌の下で、何かが脈動していた。古い傷跡や打撲の痕が、熱と共に浄化されていく感覚。 「これが……守護霊?」 莉月が俺の胸に手を添え、潤んだ瞳で見上げてくる。俺は理解した。幼い頃からつきまとっていた不運も、怪我もしやすい体質も、すべてはこの巨大な力が閉じ込められ、漏れ出していたせいだったのだ。 「封印されてたんだ。俺の中に、これほどのものが」 言葉にする間もなく、溢れ出したエネルギーが二人の少女と莉月へと流れ込んでいく。 「あっ、ああっ——何これ、熱い……!」 莉月が背中を反らし、甘い悲鳴を上げる。少女たちも頬を染め、快楽の波に翻弄されていた。 「お兄さんのエネルギー、すごい……私たち満たされちゃう」 俺は腰を振り続け、莉月の深奥へと欲望を解き放つ。同時に、覚醒した力が彼女たちの渇いた魂を潤していく。すべての感覚が研ぎ澄まされ、絶頂のさなかで奇妙な静寂が訪れた。まるで宇宙の中心にいるような、完全なる調和。 「ああ……そうか」 俺は天井を見上げ、呟いた。不幸体質は呪いではなく、使いこなせなかった祝福だったのだ。
不幸を愛に変える
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