エラベノベル堂

奪われし記憶、魔女の刻

18+ NSFW

小説ID: cmnrjo97m000001nweethmmhu

3章 / 全10

どれくらいの時間が経ったのだろうか。玲奈は地下室の冷たい空気の中で、まどろみから目を覚ました。蝋燭の炎が揺らめき、壁に影を落としている。手首と足首の拘束具は変わらず、彼女の自由を奪っていた。 「おや、お目覚めのようですね」 雅樹の声とともに、重い扉が開く音が響く。彼の後ろから、見知らぬ男がゆっくりと部屋に入ってきた。上品なスーツを纏い、整った顔立ちには冷酷な笑みが浮かんでいる。 「紹介しましょう。将也さんです。我々のサークルでも特に……優れた能力をお持ちの方でね」 「初めまして、玲奈さん」 将也と呼ばれた男がベッドに近づいてくる。その瞳には、獲物を値踏みするような光が宿っていた。 「雅樹から話は聞いています。あなたは特別な体質をお持ちだとか」 「そんな……私をどうするつもり?」 玲奈は身体を固くする。恐怖が胸を締め付ける。 「どうするか、ですか?」 将也はくつくつと笑う。 「あなたは今、『助けて』『逃げたい』と思っている。そうでしょう?」 「え……」 「私の能力は、人の心を読むことです。あなたが言葉にしなくても、心の声はすべて聞こえてきます」 玲奈は息を呑む。逃げ場などどこにもない。 「面白い。恐怖、羞恥、絶望……それらがあなたの中で渦巻いている。どれも美味しそうだ」 将也の手が玲奈の頬に触れる。指先は冷ややかで、彼女は身を震わせた。 「やめて……」 「『やめて』と言いながら、あなたの心は違うことを叫んでいますね。『触らないで』『こんなところで』……可愛らしい」 彼の指が首筋を滑り降りる。玲奈は身体をよじって逃れようとするが、拘束具がそれを許さない。 「あなたのその体質、興奮した人間が近くにいると、さらに反応してしまうのでしょう?試してみましょうか」 将也の手が胸の曲線をなぞる。玲奈の唇から、抑えきれない吐息が漏れた。 「んっ……」 「ほら、もう感じている。心の中では『いやだ』と叫んでいるのに、身体は正直ですね」 「違う……そんなこと……」 「嘘はつけませんよ。あなたの心は丸聞こえなのですから」 将也は楽しげに笑いながら、指先を下腹部へと滑らせる。玲奈は本能的に足を閉じようとするが、拘束具がそれを阻む。 「ここが敏感なのでしょう?雅樹から聞いています」 「触らないで……お願い……」 「強く拒絶すればするほど、あなたの心が透けて見える。その葛藤を味わうのが、何よりも愉悦なのです」 将也の指が、玲奈の秘められた場所へと伸びる。彼女は唇を噛みしめ、必死に声を殺そうとする。 「あっ……」 「声を抑えようとしても無駄です。心の声まで、私には聞こえているのですから」

3章 / 全10

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