エラベノベル堂

奪われし記憶、魔女の刻

18+ NSFW

小説ID: cmnrjo97m000001nweethmmhu

7章 / 全10

将也の律動が激しさを増す頃、玲奈はある決意を胸に秘めていた。抵抗すればするほど、彼らの嗜虐心を煽るだけ。ならば——。 「あっ、ああんっ……!」 玲奈はわざと甘い声を漏らした。背を反らせ、快楽に身を委ねるふりをする。 「おや、態度が変わりましたね」 将也が面白がるように腰を打ち付ける。 「心が『気持ちいい』『もっと』と叫んでいる。ようやく素直になったようだ」 「……はい、気持ちいいです……もっと……」 玲奈は潤んだ瞳で将也を見上げた。その心の奥底で、冷徹な計算が働いていることなど、彼は知る由もない。 「『どうしてこんなに感じるの』という困惑もある……だが、それがまた興奮を高める」 将也は自身の能力で読み取った表層の思考を楽しむ。雅樹が背後から彼女の耳を噛む。 「いい子だ、玲奈さん。そのまま魔力を放出し続けてください」 二人の男が交代で彼女を貪る。玲奈はあえて声を抑えず、嬌声を響かせた。 「あっ、んんっ……お願い……もっと……」 「『犯されて嬉しい』とすら思い始めている。可愛らしい堕落ぶりだ」 将也が満足げに笑う。彼は知らない。玲奈の最深部で、 「騙せている」 という冷徹な思考が渦巻いていることを。彼女は意図的に表層に快楽と服従のイメージを浮かび上がらせ、その裏で復讐の計画を練り続けていた。 「雅樹さん……将也さん……気持ちいい……」 「そうだ、その言葉を聞きたかった」 雅樹が熱っぽく囁く。玲奈は彼らの欲望をさらに煽るよう、わざと腿を開き、自ら腰を揺らした。 「ああっ、深い……そんなところ……!」 「感じているな? 心が『好き』『もっと犯して』と叫んでいる」 将也は勝利を確信したように笑う。玲奈は心の中で冷ややかに嘲笑した。読んでいるつもりで、何も見えていない。私の本心など、一度も届いていないのだから。男たちが絶頂に達し、熱い飛沫を放つ。玲奈はその瞬間、あえて甘い嬌声を上げて身を震わせた。 「ああっ——!」 彼らは満足げに息を整える。 「今夜はここまでにしましょう。また明日、たっぷりと可愛がってあげます」 雅樹が彼女の額に口づけを残し、扉を閉めて出ていく。玲奈は一人残された地下室で、涙で潤んだ瞳をゆっくりと開いた。その目には、もはや恐怖も絶望もなかった。あるのは、静かに燃え上がる復讐の炎だけ。彼女は拘束されたまま、天井を見つめ、唇の端を微かに吊り上げた。

7章 / 全10

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