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二つの心を束ねて

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3章 / 全10

薄暗い地下室に、湿った空気が淀んでいる。蓮は鉄製の椅子に拘束され、身動きが取れない状態で目を覚ました。両手首と足首には革のベルトが巻かれ、椅子の脚に固定されている。 「ようやく起きたか」 薄暗がりから声が響く。見覚えのある髭面の男だ。その横に、スーツ姿の細身の男が立っている。 「ボスが到着するまで、少し楽しませてもらおうか」 細身の男が指を鳴らす。その瞬間、部屋の奥から一人の女性が引きずり出されてきた。 「……っ!」 蓮は息を呑んだ。見覚えのある横顔。長い黒髪に、凛とした瞳。大学時代のテニス部キャプテン、桐島彩奈だ。密かに想いを寄せていた女性が、なぜここに。 「蓮くん……?」 彩奈の声が震えている。彼女の手首には縛り跡が赤く残っていた。 「知り合いか。ちょうどいい」 髭面の男がニヤリと笑う。 「こいつも昨夜、キャンプ場の近くを通ってたんだよ。あんたのフェロモンを浴びて、フラフラになってるところを保護した」 細身の男が彩奈に近づき、その目を覗き込む。 「さて、見せてもらおうか。催眠術の効果を」 男が指を振ると、彩奈の瞳から光が消えた。虚ろな表情で、彼女は立ち尽くす。 「まずは服を脱いで」 彩奈の両手が、意思に反して動き出す。ブラウスのボタンを一つずつ外していく。 「やめろ! 彼女には関係ないだろ!」 蓮は拘束具に抗い、椅子を激しく揺らした。だが鉄製の拘束はびくともしない。 「あんたの体質を解明するには、実験が必要なんだよ。催眠術とフェロモンの相乗効果……どれほどの威力があるか見せてもらおう」 彩奈はブラウスを床に落とし、スカートの留め具に手をかけた。その表情は無機質だが、頬には羞恥の紅潮が滲んでいる。 「いや……動けない……でも、体が勝手に……」 彩奈の唇から切なげな吐息が漏れる。下着姿になった彼女は、男の指示に従い、蓮の方へ向き直った。 「彼氏の前で、恥ずかしいポーズをとってみろ」 彩奈は膝をつき、胸の前で手を組む。祈るような体勢だが、その姿は扇情的だった。 「蓮くん……見ないで……」 彼女の瞳に涙が溜まっている。だが、その胸の先端は硬く尖り、太ももの内側には愛液が光っていた。催眠術による精神操作と、蓮のフェロモンの影響が重なり、彼女の体は抗えない快楽に蝕まれている。 「いい反応だ。次はもっと面白いことをしてもらおうか」 男が彩奈に近づき、耳元で囁く。 「彼氏の前で、イってみろ」 彩奈の手が自分の体に伸びる。抑えきれない衝動に駆られ、彼女は自らの指を秘所へと滑り込ませた。 「あっ……いやぁ……」 甘い嬌声が地下室に響く。蓮は拳を握りしめ、歯を食いしばった。憤怒と屈辱、そして深層心理から湧き上がる暗い感情が、彼の中で混ざり合っていく。 「くそっ……!」 蓮の視界が歪んだ。怒りなのか、興奮なのか。自分でもわからない感情が、胸の奥で膨らんでいく。 その時、蓮の中で何かが弾けた。

3章 / 全10

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