意識の深淵で、蓮は静かに目を開けた。 だが、その瞳に宿っていたのは、これまでの弱々しい光ではない。冷徹で、好色で、支配的な暗い輝きだった。 「……ようやく出てこれたか」 蓮の唇が、これまでとは違う低い声を紡ぐ。拘束されたまま項垂れていた顔がゆっくりと上がり、男たちを見据えた。 「おい、こいつ……目が覚めたぞ」 髭面の男が警戒心を露わにする。だが、その視線は蓮の瞳に囚われたように動けない。 「変だな……さっきまでの弱々しい顔と違う」 蓮は拘束具で固定された腕をわざとらしく動かし、金属音を響かせた。 「お前たち、散々楽しませてもらったな」 声には愉悦が混じっている。蓮の体から、これまでとは比較にならないほど濃厚なフェロモンが放たれ始めた。 「な、なんだこの匂いは……」 ボスが眉をひそめ、後ずさる。だが、足は動かない。いや、動きたくない。蓮の放つ甘美な香りが、男たちの理性を溶かし始めていた。 「さあ、続けようじゃないか。お前たちが望んだ通りに」 蓮は両足を大きく開き、拘束具で固定された体を扇情的に晒した。 「俺を犯してみろよ。できるものならな」 男たちの下半身が熱く滾り始める。催眠術で操作されたわけではない。純粋に、蓮の体質に魅了されているのだ。 「くそっ……効いてねえはずなのに……」 細身の男がズボンの上から股間を押さえる。その部分はすでに痛いほどに張り詰め、理性を失いかけていた。 「我慢する必要はないぞ。お前たちの欲望、全部受け入れてやる」 蓮の瞳が妖しく光る。その瞬間、男たちの中で何かが弾けた。 「うあぁっ……!」 髭面の男が獣のような唸り声を上げ、蓮に襲いかかる。 「てめえ……そんな挑発的な態度とりやがって」 男の唇が蓮の首筋に食らいつく。荒々しい手つきで服を引き裂き、露わになった肌に爪を立てる。 「そうだ……もっとだ」 蓮は恍惚とした表情で男を受け入れる。拘束具の冷たい金属が肌に食い込む感覚が、逆に快感となって全身を駆け巡る。 「おい、俺も混ぜろ」 細身の男が背後から蓮を抱きしめ、耳元に舌を滑り込ませる。 「んっ……いいぞ。両側から攻めてこい」 蓮の体が快感に震える。だが、その瞳には冷徹な支配欲が宿っていた。 「お前たちの精気、全部いただく」 男たちは知らない。彼らが蓮を犯しているようで、実際には完全に彼に支配されていることを。そして、この異常な快楽の渦中で、蓮の中で更なる変化が起きようとしていた。
二つの心を束ねて
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