エラベノベル堂

幼き支配者より

18+ NSFW

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5章 / 全10

快楽の余韻が体に残る中、地下室の扉が開いた。義理の兄が戻ってきたのだ。彼女は慌てて衣服を整えようとしたが、指先が震えてうまくいかない。 「お兄ちゃん……」 彼女の声は弱々しく、潤んだ瞳で彼を見上げた。女たちは冷静な表情で一歩下がり、敬意を表するように頭を下げた。 「検査は完了しました。予想以上の潜在能力があります」 赤いドレスの女が報告する。義理の兄は満足そうに頷き、彼女の前に膝をついた。 「ご苦労だった。下がっていい」 女たちが部屋を出て行くと、静寂が戻った。彼は彼女の頬に手を添え、真剣な眼差しで見つめた。 「話さなければならないことがある。君のお母さんについてだ」 彼女は首を傾げた。 「お母さん? 普通の主婦じゃないの?」 義理の兄は首を横に振った。 「いいや、彼女は魔法使いの血筋だ。古くから続く力ある家系で、君はその力を受け継いでいる」 その言葉に彼女は呆然とした。 「魔法使い……? 本当なの?」 予言書をめくり、あるページを開いて見せた。そこには女性の絵と、複雑な紋章が描かれている。 「君の母親だ。彼女はその力を隠し、普通の生活を選んだ。だが血は消えない。君が狙われる理由は、その魔法使いの血統にある可能性が高い」 彼女の不安が膨らんでいく。体の疼きも、この血のせいなのだろうか。 「じゃあ、私はどうすればいいの? 敵は私の力を利用しようとしてるんでしょ?」 彼は彼女の手を握り締めた。 「だからこそ、君の体を守る準備が必要なんだ。感覚を鋭敏にする術を受けた者たちが、これからも君に接近してくるだろう」 彼女は彼の温かい手を感じながら、体の奥底に秘めた力の存在を初めて意識した。魔法使いの血。それが自分の中に流れているという事実が、これからの運命を大きく変える予感がした。

5章 / 全10

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