エラベノベル堂

獣と着ぐるみの宴で

18+ NSFW

小説ID: cmntubdf2000s01nsns03bo5u

8章 / 全10

屋敷の最上階に辿り着くと、重厚な扉が開かれた。中には竜二が待ち構えていた。 「よく来たな、みく」 黒い革張りの椅子に深く腰掛け、彼は不敵な笑みを浮かべていた。 「兄さん、どうしてこんなことをしたの」 みくは鋭い視線を向ける。しかし竜二は動じる様子もなかった。 「お前の力を試したかっただけだ。だが、まだ完全ではないようだな」 彼が手を鳴らすと、部屋の奥から一人の男が現れた。白いスーツに身を包んだ、細身の男だった。 「彼は我が組織最強の催眠術師だ。お前の動物使いの力も、彼にかかれば無効化できる」 男がゆっくりと近づいてくる。その瞳が怪しく光った。 「さあ、お前の力を封じさせてもらう」 みくは身構えたが、男の瞳を見た瞬間、体が強張った。視線を外そうとしても、目が離せない。 「くっ……」 「無駄だ。もう私の術の中に入り込んでいる」 意識が遠のいていく。その時、みくは自分の体の変化に気づいた。敏感になった肌が熱を帯び始めている。 「そうだ、お前の体は快楽に弱い。それを利用させてもらう」 男が彼女の耳元で囁くと、背筋に痺れが走った。 「あぁっ」 みくは自分の能力を使おうとした。この部屋にはネズミがいるはずだ。しかし、催眠術が彼女の精神を縛り上げていた。 「無駄だ。お前はもう」 男の手が彼女の顎を強引に持ち上げた。その瞬間、みくはあることに気づいた。男が彼女に触れた時、その指先がわずかに震えていることに。 「んっ……」 彼女はあえて甘い声を漏らした。日記の術で覚醒した体、MAXテクニックと呼ばれる絶技。それを逆に利用する。 「あぁん、もっと触って」 彼女は男の首に腕を絡めた。催眠術師が戸惑いを見せる。 「なっ」 みくの唇が男の首筋を這う。敏感になった体から発せられるフェロモン、そして電動バイブで鍛え上げたテクニック。 「くっ、これは」 男の呼吸が荒くなる。催眠術をかけているはずなのに、逆に彼女の色香に当てられていた。 「私の体、こんな風に変えた報いを受けて」 みくは男をベッドへと押し倒した。スカートの裾が捲れ、白い太ももが露わになる。 「待て、私は」 「いいえ、もう逃げられないわよ」 彼女は男の上に跨り、ゆっくりと腰を振った。日記の術で開発された体は、今や最強の武器となっていた。 「あぁっ、くそっ」 男が快楽に溺れていく。催眠術を維持するどころではない。 「今よ」 みくは窓の外に向かって叫んだ。 「来て」 ガラスが割れ、数羽のカラスが飛び込んでくる。そして部屋の隅からはネズミたちが現れた。 「な、何だこれは」 竜二が立ち上がる。しかし、みくはすでに術師の服をネズミたちに剥がさせ始めていた。 「ひっ、やめろ」 男は抵抗できなかった。みくのテクニックで疲弊し、今度は動物たちに辱められる。 「見ていて、兄さん。これが私の本当の力よ」 カラスたちが男の服を嘴で引き裂いていく。あっという間に下着姿にされた術師が、恥辱に顔を歪めた。 「催眠術だ、かけ直せ」 竜二が叫ぶ。しかし男の手は震えていた。 「無理です、この女」 みくは勝利の笑みを浮かべた。だが、竜二の表情に動揺はない。 「計画通りか」 その言葉に、彼女は背筋が凍る思いだった。全て見越されていたのか。

8章 / 全10

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