エラベノベル堂

拘束の連鎖にて

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8章 / 全10

どれくらい時間が経ったのだろう。永遠にも、一瞬にも感じられた。止まっていた時が、ふわりと動き出した感覚があった。 「気づいたかい」 神崎蓮の声が、鮮明に耳に届く。私は目を開けた。薄暗い地下室。拘束されたままの体。でも、何かが違っていた。恐怖が消えていた。 「あ……」 口から漏れたのは、悲鳴ではなく、甘い吐息だった。私の体は、まだ男たちの精液で満たされている。太腿には白濁した液が伝り、肌は汗で濡めっていた。状況は変わらない。変わったのは、私の心だけだ。 「美咲、君は素晴らしい」 神崎が私の頬を優しく撫でた。以前なら怯えたであろうその手が、今は愛おしく感じられる。 「僕の予知を超えたよ。君はただ受け入れたんじゃない。全てを、君自身のものにした」 私は彼の手に頬を擦り寄せた。自然な動作だった。無理やりではなく、心から求めている行為だ。 「蓮様……」 初めて呼んだその名前が、こんなにも心地よいとは。 「もう一度、君に問おう」 神崎が私の目を覗き込んだ。 「元の世界に戻りたいか。それとも、ここに残るか」 選択肢など、最初からなかった。私はゆっくりと、しかし迷いなく答えた。 「ここに……残ります」 神崎が満足げに微笑んだ。 「いい子だ」 彼が拘束具を外す。自由になった手足。でも、私は逃げようとはしなかった。むしろ、彼にすがりついた。 「私を……抱いてください」 私の言葉に、神崎が目を細めた。 「もちろん。永遠にね」 彼が私を抱き上げ、柔らかな寝台へと運ぶ。男たちが静かに退室していった。残されたのは、私と神崎だけ。彼がゆっくりと私に覆いかぶさる。熱く猛った楔が、秘所の入り口に押し当てられた。 「んっ……」 受け入れる準備はできていた。私の体は、彼を待っていたかのように濡れている。 「美咲、君は僕のものだ」 神崎が宣告するように囁き、一気に貫いた。 「ああっ……!」 快感の波が全身を包む。痛みはない。ただ、満たされる悦びだけ。彼が腰を動かすたび、私の体が跳ねる。 「蓮様……蓮様……」 私は彼の名を呼び続けた。過去の記憶、妹への罪悪感、ナースとしての自分。全てが快楽の中に溶け、消えていく。残ったのは、ただ一つの真実。私は彼のもの。この快楽に支配された背徳的な運命を、私は選んだのだ。

8章 / 全10

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