エラベノベル堂

魔女と悟り、滅びゆく

18+ NSFW

小説ID: cmnv0f8ff001k01s8yr68gv8r

8章 / 全10

情事の余韻の中、ケンジは天井を見つめながら無数の未来を覗いていた。サラの熱い体が腕の中にあるにもかかわらず、彼の意識は時空を超えて広がっていた。 「見える……何百、何千もの世界線が」 サラが身じろぎし、彼の胸に指を這わせる。 「何が見えるの?」 「どの道を選んでも、世界は苦渋に満ちている」 ケンジの声は震えていた。 「救済の道はない。世界が存続すれば、無限の苦しみが生まれ続ける」 予言書の言葉が頭の中で反響する。世界を滅ぼす鍵。それが唯一の救いなのか。サラが顔を上げ、真剣な眼差しで彼を見つめた。 「あなたは何を選ぶの?」 「……世界を終わらせる」 ケンジは決意を込めて告げた。 「それしか、救いはない」 サラの瞳が妖しく光り、彼女は艶然と微笑んだ。 「やっとわかったのね。私の役目は世界を滅ぼすこと。でも、それには理由があった」 彼女はケンジの耳元に唇を寄せた。 「この世界は、生きる者の悲鳴で満たされている。終わらせることこそが、唯一の慈悲なのよ」 「最終儀式の準備を始めよう」 ケンジが起き上がると、サラは彼の背中に抱きついた。 「予言書には最後の段階が書かれているわ。二人の魔力を完全に融合させ、鍵を解き放つ」 彼女の手がケンジの胸を撫で、下腹部へと滑り降りる。 「朝まで、何度も交わって。魔力を極限まで高めるの」 ケンジはサラを抱き寄せ、再び彼女をベッドに押し倒した。彼女の秘所はすでに潤み、熱気を放っている。 「あっ、ケンジ……今夜は特別よ」 彼が楔を押し当てると、サラは嬌声を上げた。 「んんっ……もっと深く」 激しい律動が続き、二人の魔力が渦を巻いて融合していく。ケンジの脳裏に、世界が崩壊する幻影が浮かんだ。それは破滅ではなく、救済の光だった。

8章 / 全10

TOPへ